【一問一答】斎藤友貴哉 妻と子どもが支えに 年俸増額分は「1年間ともに戦った家族に還元したい」
契約更改後、会見を行った斎藤=撮影・松本奈央
手帳に記し、クリアした目標は…
日本ハムの斎藤友貴哉投手(30)が28日、エスコンフィールド北海道で契約更改交渉に臨み、3000万円増の年俸5500万円でサインした(金額は推定)。今季は開幕から中継ぎで1軍戦力として機能し、キャリアハイを更新。「伸びしろ」を来季のテーマに設定し、165キロ到達を含めて一層の進化を目指す。一問一答は以下の通り。
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ーサインは
「はい。アップしました」
ーアップ提示を受けて
「来年もプロ野球選手として1年できるな、といううれしさがありました」
ー球団からかけられた言葉は
「今年も1年、ありがとうございました、来年、タイトルを取ってくれと。期待、伸びしろがまだまだあると言われました」
ータイトルというのは
「クローザーでということで。まだまだ期待していますと。ありがとうございますと伝えました」
ー自身から球団に話したことは
「まだまだこんなものではないですと。自分自身でも伸びしろを感じているので来年、見ていてくださいと」
ー1年間、1軍で完走した
「2位だったんですけど、来年への伸びしろを感じています。楽しみなシーズンになりそうですね」
ーどのあたりに自身の伸びしろを感じているか
「真っすぐは永遠の課題なので。これから真っすぐを含め、どんどん伸びしろ、可能性を感じて突き詰めていきたい」
ー最速も上げていけそうか
「スピードは求めていないですけど、鍛えていく中で勝手にスピードが上がってくると思うので。スピードを求めていないですけど、求めている…。ちょっと難しくて、矛盾しているんですけど、表示自体は気にしていなくて、強さだったり。永遠の課題なので突き詰めていきたい」
ー終盤は抑えを。立ち位置の変化があった
「柳川がけがをした中でのクローザーだったので。来年は全員、横一線から始まるので、そこでつかんでいけたら」
ー今年のFフェスで新庄監督から抑えの指名はなかった
「またイチから勝負ということだと思う。確約はされていないので、虎視眈々と狙っていきたい」
ーあらためて自身の売りは
「強気の投球じゃないですかね。マウンドに自信を持って立っているので。オフシーズンにまた自信を付けてマウンドに立ちたい。自信を持って立っているので、売りはそこです」

ーCS(クライマックスシリーズ)で投げた
「幸せを感じてマウンドに立っていたので。野球をやれる喜びを感じていました」
ー増額分で
「これからの自分の伸びしろに使っていきたいと思っています。自己投資を含め、家族で海にでも旅行に行きたいと思います」
ー冬の海は寒いかと
「海鮮系だったり、いろいろ含めて。あとは景色を見るのが好きなので、子どもと自然を感じながら目で海を楽しみたい」
ー自主トレで考えていることは
「自分1人でやっていくことが大事かなと思っているので。1人になった時にどれだけ考えてやれるかだと思う。考えて考えて考えてしっかりやっていきたい」
ー来季の優勝に向けて、どう力になりたいか
「1年間、外れることのないパズルのピースでいきたいなと思っています。その結果、頂点にいられたら。自分としてもチームとしてもそこにいられたら」
ー具体的な目標は
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「具体的には内に秘めているものがあるので、そこは口には出さないで、メラメラしていきたいと思います」

ー同い年の田中が胴上げ投手になりたいと
「ピッチャーである以上、目標として活躍していきたい。正義は3年間続けて結果を出している。上には上がいるので、負けないように頑張っていきたい」
ーファンへ
「今年1年間、ありがとうございました。来年はエスコンに来ていただいた皆さんをワクワクさせられるような、夢と希望を与えられるような投球をしていきたい」
ー目標はあえて胸に秘めておきたい考えか
「というよりも、メラメラしたいので、自分で。言うのもすごく大事なことなんですけど、それは自分の手帳に書いてあるので。今年1年、始まった時も具体的な数字を手帳に書いてあって。去年、書いた数字が今年はできたかなと思っているので。今年はまだ165キロという部分ではいけていない。そこはもっとメラメラさせて、トレーニングに励んでいきたいと思います」
ー今季は47試合登板。50試合は節目だと思うが
「1年間、1軍にいた中で47試合というのは少ないかなとは思うので。ただ、47試合ですけど、1年間1軍にいられたということが、一つの自信になりました。それでも、上には上がいる。杉山くん(ソフトバンク)だったり、もっと多く投げているので。任された場面で投げられるような投手になっていきたいなと思います」
ーオフのトレーニングがうまくいけば、165㌔出せそうな感覚は
「感覚というか、やっぱり出すと言っておかないと。出すという気持ちが大事だと思うので。目標をどこに置くとしても、ちょっと上のところに置くことが大事だと思うので。来年出すという気持ちでトレーニングしていきたいなと思います」

ー手帳に目標を書く。毎年やっているのか
「そうです」
ー今年はどれくらいクリアできたか
「防御率1点台はクリアできました」
ーほかに何項目かあるのか
「あとは年俸とかあるんですけど、年俸はクリアできなかった。おととしの(目標にしていた)年俸はクリアできたので。数字は自分でコントロールできない部分もあって。相手もいるので。自分に矢印を向けて、オフシーズンはしっかりトレーニングをやっていきたいなと思います」
ー年俸は上がったが、目標に届かなかったと
「そうですね、まだ活躍が足りなかったですね。1年間、勝ち(パターン)で投げられていないですし。後半は勝ちで投げることができたんですけど、1年間通して投げることが一つ、来年の目標でもあります」
ー自主トレは1人で考えてやると。その意図は
「一つ、自分でやった方が集中できるので。朝、早かったりするので。自分でやる方が集中できたりする。結局、マウンド上も1人なので。ブルペンでの会話だったり、そこはいろんなアドバイスをいただいたりするんですけど、結局、投げるのは1人なので。考えて、自分のパフォーマンスに近いようなことを自主トレでやっていければいいなと思います」
ー増額分でのご褒美は、使い道は
「応援していただいた、1年間ともに戦った家族に還元したいなと思います」
ーどのような形で
「家族みんな、ご飯が好きなので。おいしいものを食べるのがやっぱり一番、幸せかなと思います」

ーお子さんへのクリスマスプレゼントは
「Switch2が欲しいんですけど、なかなか手に入らないので。そこは難しいと思うので。家族で、おいしいもの食べながら、焼き肉でも食べながら笑顔になれたらなと思います」
ー抽選に応募したか
「していないです。無理だと思っているので(笑)」
ー伸びしろを繰り返し言っていた。テーマとして
「野球を始めた時から速い球を投げたい、遠くに飛ばしたいという気持ちは絶対に必要だと思っていまして。小学校、中学校、高校、大学と上には上がいたので。遠くに飛ばしたい、速い球を投げたいというのは、自分の原点として置いている。どんどんどんどん高みを目指してやっていきたいと思います」
ー今年の活躍を踏まえ、さらに伸びしろがあると感じたか
「思っていますね。試合数もですし、球速的にもまだいけるかなと思っています。球速が出れば、バッターを圧倒できると思うので。自分のさらなる伸びしろだと思います」
ーテーマは「行くだけ」ではなく
「はい、伸びしろでお願いします」
