【一問一答】ドラ3の大塚瑠晏 宮崎と〝同症状〟 実家はそば屋も「そばアレルギーです」
『一日一生』と書いた色紙を手に記念撮影する大塚=撮影・近藤裕介
目指すは二遊間のレギュラー
日本ハムからドラフト3位指名を受けた東海大の大塚瑠晏(るあん)内野手(22)が5日、同大で入団交渉を行い、契約金6500万円、年俸1000万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。一問一答は以下の通り。
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―仮契約を終えた心境は
「実際に、仮契約という形なんですけど、契約をさせてもらって、より一層、頑張らないとなという気持ちになりました」
―金額の提示を受けて、どんな感想か
「自分が見たことのないような金額でもあったので、それ以上の結果で返せればな、と。獲ってもらった立場なので、恩をしっかり返したいなと思っています」
―契約金の使い道で具体的に考えていることは
「特にはまだ考えていないんですけど、これまでお世話になった、特に親なんですけど、そういう人にしっかり返していけたらなと思っています。父さん、お母さん、何がいいんですかね。ちょっと聞いてみて、好きなものを買ってあげたいなと思っています」
―自分のために何か考えているものは
「自分はそんなに物欲もないので、特に欲しいものもないので、達選手が同い年ですけど、キャンプの前のオフシーズンに、アメリカの方に行って、練習の方の資金を使っていると聞いたことがあるので、自分もそういう使い方ができれば良いかな、とは思っています」
―指名あいさつの際の取材でも達の名前が出た。気になる存在か
「そうですね。同い年ということもありますし、やっぱり今年、すごく活躍されていたので、少し、一方的にですけど、気になってはいます」

―入団後に達と話してみたいことは
「ピッチャーで、トレーニングの仕方とかは違うと思うんですけど、やっぱり食事とか、そういう面だったり、ピッチャー目線での、バッターの抑え方とか、そういうものがやっぱり、打者としては役に立つかなと思うので、そういうのを聞いてみたいと思っています」
―北海道の暮らしはイメージできてきたか
「まだそんなにイメージしていないですけど、海鮮だったり、ご飯が自分は好きなので、食べたいですね」
―特に食べたいものは
「海鮮。マグロとか、いくらとか、そのへんですね」
―仮契約の場で、あらためて球団に対して聞いたことや、かけられた言葉で印象に残ったものは
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「ファイターズのイチ選手として自分も契約してもらったので、これからはファイターズの一員だぞ、ということを伝えられました。自分はやっぱり責任があると思うので、印象に残っています」
―球団側から、どういう選手になってほしいといった話はあったか
「具体的に、特には言われていないんですけど、やっぱり『二遊間のレギュラーがほしい』と言っていた。自分の目指すところはレギュラー。そこを目指していけたらなと思っています」
―石井、水野、上川畑、細川ら、右投げ左打ちで二遊間を守れる選手は多い
「やっぱり二遊間は多いですし、自分と似たようなタイプの選手がいるので。そういった選手とまた違う、良いところを出していけたら、使ってももらえるかなと思うので、違った良さとかを出していければなと思います。プロでやられている先輩からいろんな話を聞いて、自分のものにしたいなと思っています」
―ほかの選手と違う良さはどんなところか
「自分は守備が売りなんですけど、守備は負けたくないです」
―守備が得意だと自信を持って言えるようになった原点は
「野球を始めた頃から、特に小、中学生の頃は、バッティングというよりも、守備練習を多くやってきました。野球を始めた時からもう、壁当てやノックをすごくやっていました。守備に割いてきた時間が多いので、守備にはちょっと、こだわりがあるかなと思っています」
―壁当てはどこでやっていたのか
「自分の実家が自営業なんですけど、そこの駐車場が結構広くて、そこに壁があるので、そこでやっていました」
―自営業はどんな
「そば屋です。営業中も、車が来たらちょっとよけて壁当てしていました」
―どこのそば屋か
「実家が栃木で、鹿沼市でやっています」
―今も、そば屋を営んでいるか
「はい。今もやっています。『大越路』という名前です」
―名物は
「やっぱり、そばじゃないですか。普通に盛りそばですかね。結構、なんでもあります」
―そばアレルギーだったりは
「そばアレルギーです(笑)。自分は食べられないです」
―日本ハムの宮崎も実家がそば屋で、そばアレルギー
「そうなんですか。(そばは)食べたことないです」
―手伝いもできないぐらいか
「いや、手伝いは結構やっていたんですけど、そばには触れない形で、接客とか、片付けとか」
―活躍することでお店をアピールすることもできる
「そうですね。自分の名前で店に来てもらったりしたら、良いかもしれないですね。昔から来てくれるお客さん、お世話になった人もいるので、そういう人は(プロ入りを)喜んでくれますね。花も届いたと言っていました」

―壁当てをしていたのはどのぐらいの時期までか
「小学校に入る前からやっていて、本当に保育園の時から、小2ぐらいまでですね」
―実家のそば屋をアピールするなら、どんな売り文句がいいか
「そばもおいしいですし、なんでも、定食とか、なんでもあるので、ぜひ食べに来てください」
―色紙に書いた「一日一生」は、どういう思いで書いたか
「高校(東海大相模)の監督…門馬監督が言っていた言葉なんですけど、一日一生、一日一日を大事にしろと言われていたので。あした何があるかも分からないですし、一日に後悔がないようにと言われていたので。やっぱりこれからプロに行くにあたって、もっと厳しい世界だと思うので、本当に、一日一日が勝負だと思って、頑張りたいなと思って。今でも思ってやっています」