冬季スポーツ
2025/11/02 22:40 NEW

18歳の佐藤柚月が初のW杯開幕メンバー入りへ「今年は上位に食い込みたい」【ジャンプ全日本選手権】

佐藤柚の1回目の飛躍=撮影・金田翔

■ノルディックスキー・ジャンプ全日本選手権(11月2日、札幌・大倉山ジャンプ競技場)
▽ラージヒル(HS=137メートル)

7位に沈むも夏の成績で基準クリア

 東京美装ジャンプチーム初の女子選手、佐藤柚月(18)が21日にノルウェー・リレハンメルで開幕するW杯開幕メンバーに初めて選ばれた。2日に行われた全日本選手権では1回目に飛距離を伸ばすことができずに7位に終わったが、今年9月にルーマニア・ルシュノブで行われたW杯と同カテゴリーのグランプリで初優勝するなど、総合5位で日本勢3番手に食い込み、派遣基準をクリアした。

2回目の飛躍を終え、笑顔を見せる佐藤柚

 

【#ジャンプ 関連ニュース一覧】

目標はW杯総合でトップ10入り

 チーム最年少、10代ただ一人のメンバー入りを果たした佐藤柚。目標はW杯総合でトップ10入り。「今、日本チーム全体的にすごい調子が良いので、その中に私も食い込んでいけるように頑張りたい」。ライバルたちと切磋琢磨しながら、さらに自らのジャンプも磨いていく。

 この夏、一気に飛躍を遂げた。今春、札幌日大高を卒業して、東京美装入り。男子部員と同じメニューを消化する。練習時間が限られる学生時代とは違い、平日は週に3度のジャンプ練習。同時に筋トレも行うなど、体づくりと技術向上に取り組んでいる。ハムストリングや、でん部が強化され、「空中に出る時にパワーが出てきたねっていろんなコーチに言ってもらえるようになった」と肉体改造に手応えを感じている。

金城HCの脱力の助言が結果に直結 「リラックスして飛べてた」

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい