【一問一答】達孝太 メジャーWSはブルージェイズ推し 憧れのベテラン右腕に感嘆
ブルペンで投球練習する達=撮影・小田岳史
■秋季キャンプ(11月2日、エスコンフィールド北海道)
メジャー通が見た世界一決定戦
日本ハムの達孝太投手(21)が、ドジャースの連覇で終了したワールドシリーズに言及した。メジャーリーグに詳しい長身右腕は見どころたっぷりだった頂上決戦の面白みに触れ、高校時代から憧れていたベテラン右腕に感嘆。多くの刺激を受けていた。取材に応じた一問一答は以下の通り。
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―ワールドシリーズはドジャースが連覇。すごい試合だったが
「なんか、やっていましたね(笑)。本音を言えば、ブルージェイズに勝ってほしかったですけど(笑)。日本人はドジャースびいきというか…」

―中身の濃い戦いだった。刺激を受けたか
「それぞれのチームのいいところが出たワールドシリーズだったと思うので、両方、本当に悔いがないんじゃないかなと。見ていてそう思うゲームでした、全部。ゲレーロも最後に打って。打つ人は必ず打って、抑える人はちゃんと抑えてというゲームでしたね」
―シャーザー投手が印象的だったか
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「僕は高校の時からシャーザーが好きで、メジャーリーグを見始めたということがあるんですけど。あの年(41歳)になっても投げている姿を見ると、(自分は)あと20年後、投げられるかなという想像はしましたけど。そう思うとすごいなと」

―勉強になるプレー、配球はあったか
「日本はあまりそうじゃないかもしれないですけど、打たれたらすぐ代えるというピッチャーの起用法があって。日本もそうしていいんじゃないかな、と感じましたね」
―シャーザーは近寄り難い空気を出している。それも魅力に感じるか
「そういう時期もありましたね(笑)。高校の時はそうでした。そういうふうになりたいと思ってやっていた時期はありましたけど、日本では難しいのかなという部分はありますね。金子さん(金子千尋2軍投手コーチ)とか(OBでメジャー登板経験もある)多田野さんとか、オフシーズンに一緒にトレーニングをしたことがある人に聞くと、オフでも1個の練習、例えばフットボールを投げてキャッチする練習をやるらしいんですけど、一つでもミスしたら本気で悔しがっていると。そういう部分はすごいなと思いました」
―今回のシリーズはいつも以上に感じるものがあったか
「これこそトップを決める試合、シリーズだったので、すごい面白かったです」

―ブルージェイズ推しの理由は
「僕が個人的に好きなピッチャーがブルージェイズにいっぱいいるので。シャーザーだったり、ケビン・ゴーズマン、シェーン・ビーバーもいて、ずっと見ています。ちょうど見始めた頃が2020年ぐらいだったので、その時にサイヤング賞を穫りそうなピッチャーがいっぱいいたので」
―大勝負で投手の起用法もすごかった
「日本は(延長に入っても)終わりがあるので、計算してつぎ込めますけど、きょうは延長に行った時のことを考えないのかな、というような継投だったので」
―メジャーは将来の目標でもある。思いが加速するような試合だったか
「投げたいなと思いましたね。本当に楽しそうじゃないですか」
