水野達稀が明かす〝手裏剣ポーズ〟誕生秘話 仙台空港でのハプニング「始めたのはキヨさんです」
秋季キャンプの特守を終え、スタンドのファンに手を振りながら引き揚げる水野(左)と清宮幸=撮影・松本奈央
気になっていたF党も多いはず
日本ハムの清宮幸太郎内野手(26)がシーズン中、ヒットを打った際に塁上で、手裏剣を投げるように両手をシュッシュッと動かしていた。このポーズの意味とは?
誕生に深く関わっている水野達稀内野手(25)が「説明しておいてください。気になっているファンも多少いると思うので」と真相を明かしてくれた。
ヒットを打った際に塁上で手裏剣ポーズを見せる水野
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知っているのは水野、清宮幸、伏見、五十幡
通称〝手裏剣ポーズ〟ができたきっかけは、チーム内でもあまり知られていない。「そんなチームにも浸透していないんですよ…。キヨさん、(伏見)寅威さん…、現場にいたイソさん(五十幡)。ちゃんと知っているのはその3人です」
その現場とは―。事件が起こったのは、遠征の際に利用した仙台空港だった。「場所は仙台ですね。仙台空港の保安検査。iPadとかもしっかり出さないといけない」。バッグの中に入っていたiPadを取り出したが、セキュリティーチェックでもう1つ反応が出てしまい、係員から予想外の質問をされた。
まさかの質問に爆笑
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「星形の凶器、2個入っていないですか?」。思いがけない問いに「いや…」と言いかけたが、水野はあることを思い出した。「前日か前々日に(高級ブランド)Diorで買い物していたんですよ。買い物したら、しっかりした星形のストラップがついてくるんです。シルバーの2個。それをかばんにそのまま入れていたのを思い出して。あっ、きのうDiorで買い物してて、買ったらこれ付いてくるんですよと。たぶんこれです」と取り出すと、またしても驚きの問いかけが。
「それって手裏剣ではないですよね?って聞かれて、違いますって(笑)。(隣で)イソさんが聞いていて、爆笑していて。キヨさんに言って。キヨさんが爆笑して、そこからですね。やるかとなって(ポーズを)始めたのはキヨさんです。ちょっとバカにしているんですよ」
それ以降、清宮幸は試合で塁に出ると、ニヤニヤしながらポーズをするように。水野もやり始め、その様子に気付いたベテラン捕手にも波及。「(伏見)寅威さんには、あれ何なの?って聞かれて説明しました。寅威さんは分かっています」
塁に出て笑顔で手裏剣ポーズを見せる清宮幸
来季はさらにチーム内に浸透?
今のところチームで経緯を知っているのは4人だけ。浸透度はいまひとつだが、来季も継続する予定だという。
「続けるんじゃないですかね…。はやらせたいです。とりあえず不思議がっているファンの方がいたら、これで解決してくれれば」。〝手裏剣ポーズ〟は、日常の何げないエピソードから生まれていた。
