水野達稀 2戦連発の決勝3ラン「たみちゃんにラーメンをごちそうしたので…」 同級生の田宮裕涼を誘ったワケは
五回に勝ち越し弾を放ち、ヒーローとなった水野=撮影・松本奈央
■パ・リーグ25回戦 日本ハム8-5西武(9月26日、ベルーナドーム)
因果応報のバックスクリーン弾!
日本ハムの水野達稀内野手(25)が五回に2試合連発となる勝ち越しの中越え3ランを放った。
前日の試合後には同学年の田宮裕涼捕手(25)と、サシで宿舎近くのラーメン店へ。「きのう、たみちゃんにラーメンをごちそうしたので、自分にも良いことが起きました」とコメントした。

【ファイターズの最新記事はコチラ】
ともにミレニアム世代
声をかけたのは、水野の方からだった。
「ちょっとラーメン食いたくない?ってホテルのすぐ横に(店が)あったので、おごってやりましたね」。2000年度生まれの世代は仲が良く、頻繁に〝同級生会〟を開いているが、前夜は2人きり。「試合の話は2人だったら意外とするかもです。大勢だったらしないですけど。きのう、アイツ、15タコしているわ~みたいに言っていましたね」
五回1死二、三塁、本塁打を放った水野(右)を迎える田宮
どうして若き扇の要は誘いやすい?
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
個性派そろいの同級生の中で、若き女房役は誘いやすいという。
「アイツ、断らないので(笑)。映画とかも、みんな予定あっても、たみちゃんは空いているんじゃね~、くらいの感覚で誘ったら来てくれるので、誘いやすいですね」
21打席ぶりのヒットに安堵 水野は「僕のおかげ」
〝ラーメン効果〟もあってか、田宮も二回2死一、二塁で迎えた第1打席で中前へ適時打を放った。9月17日の楽天戦以来となる21打席ぶりの安打が飛び出し、水野は「僕のおかげだと思いますね」と胸を張った。
一方、田宮は久々の快音に「全然、打てなかったので、とりあえず良かったです」とホッとした表情。「きのう、急に『ラーメン行こうや』と言われたので、行きました。たつきは何回か(その店に)行ったことあるみたいで僕は初めてだった。『いいよ、きょう、おごったるわ』みたいな感じでした」と内幕を明かした。
二回2死一、二塁で中前に適時打を放つ田宮=撮影・岩崎勝
気の合う2人 チームとともにラストスパート
水野から声がかかる時は、フットワーク軽く対応している。田宮は「映画とか2人で見に行ったりしていますね。たぶん僕は、誘ったら付いてきてくれると思われている(笑)。達稀に誘われたら、行けるよみたいな感じにしています」
気軽に誘えるのは、仲が良い証拠。これからも同級生コンビでチームをもり立てていく。