進藤勇也 大一番で達を好リード 「すごく大きかった」と感謝する伏見の存在
スタメンマスクをかぶり好リードをみせた進藤=撮影・松本奈央
■2025 パーソル クライマックスシリーズ パ ファイナルS第6戦 日本ハム1-2ソフトバンク(10月20日、みずほペイペイドーム)
日本ハムの進藤勇也捕手(23)が、悔しすぎる敗戦を胸に刻み、来季の飛躍を誓った。チームの運命が懸かった大一番に「8番・捕手」でスタメン起用され、フル出場。先発の達ら投手陣を好リードしたが、打席では3打数無安打と期待に応えられなかった。
本当、悔しいですね
「本当、悔しいですね。ここまで(アドバンテージを含む)3敗したところからつないでもらって、3勝3敗というところで、あと1個、勝てなかった。悔しいなと思います」
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CSファイナルステージ第1戦から、中4日で再び達とバッテリーを組んだ。「本当に気持ちの入ったボールを投げてくれていましたし、要所要所、よく踏ん張ってくれた。全然、中4日と分からないくらいの、本当に力の強いボールが来ていました」と、右腕の球威を感じ取り、直球を生かして好投を引き出した。

浮ついて入りそう→難しさ感じたが
大卒2年目の今季は、プロ初ヒットこそ放ったものの、1軍では13試合の出場にとどまった。ポストシーズンでの先発マスクに「何かこう、ちょっと浮ついてゲームに入りそうだった」と、難しさを感じていた。
ロッカーが隣の優しい先輩は
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心境を察してか、経験豊富な優しい先輩が、手を差し伸べてくれた。「(伏見)寅威さんとロッカーが隣で、よく試合前とかに話をしていたんです。いろんなところを毎試合、毎試合、話していて、いろいろなことが、自分の中で整理できて、気持ちを整理できました。そういうコミュニケーションのおかげで、自分の考えをまとめられた」と、目の前の試合に集中することができた。
さすが経験豊富なキャッチャー
この日の試合中も、良いタイミングで、伏見から声をかけてもらった。「やっぱり、経験豊富なキャッチャーですし、キャッチャーのメンタル状況だったり、気持ちの部分を一番分かっている方だと思う。そういう方がベンチにいて、コミュニケーションが取れるのは、すごく大きかったと思います」と、心から感謝した。
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大事な一戦のマスクをかぶった経験は、必ず次につなげていくつもりだ。「シーズン中はそこまで1軍に帯同していなかった中で、短期決戦の舞台で試合に使っていただいて、自分が足りないところを学べた。もう一度、足元を見つめ直していかないといけないと思います。もう本当に、負けるの嫌なので、勝てるようにやっていきたいです」。屈辱を糧に成長速度を上げ、来季こそ、チームを勝たせる捕手になる。
