入籍発表の青木亮太 中断明け富山戦へ「ボールを持って相手を崩すのがサッカーの醍醐味」
11日に入籍発表したMF青木。伴侶を得たファンタジスタは、さらなる活躍を誓った=撮影・宮西雄太郎
■10月15日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は15日、札幌市内で第33節・富山戦(19日、富山)へ向けて全体トレーニングを行った。11日に入籍を発表したMF青木亮太(29)は「見に来ていただいた方からも、お祝いの言葉をたくさんいただきました。SNSでもいろいろなコメントをいただいて本当に有り難いです」と、周囲からの祝福に感謝した。
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柔らかな笑顔に、幸せがにじみ出る。最愛の伴侶を得たファンタジスタは「一人ではなくなりましたが、基本的に僕の中ではサッカーが大事。(夫人は)そこを理解していただける方だと思うので、まずはしっかりサッカーを変わらずやっていきたい」と、言葉に熱を込めた。

人生の節目を迎えても、サッカーへ注ぐ情熱は変わらない。勝負の世界に生きる男は、中断期間明けの富山戦へ向けて静かに集中力を高めている。5月の前回対戦では後半アディショナルタイムに鮮やかなFK弾を沈めたが、思い出に浸ることはなく、低迷するチームが抱える課題を口にする。
青木「チームの今後を考えても…」
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「(前回対戦は)フリーキックでしたね。でも良い展開、流れの中で点を取りたい。今年はそういうシーンが少ないので。チームの今後を考えても、そういう(流れの中での)プレーを増やして点が取れたらいい。そうなれば、みんなもこうやってプレーすればいいんだっていうのが一つずつ見えてくる」
12日に行われた紅白戦ではスルーパスから決定機を生み出すなど、コンディションは良好だ。プレーを見届けた柴田監督は「本人は特に変わらないと言っていましたけど、入籍をして責任感が出るし、生活も安定すると思う。私生活の充実がパフォーマンスにつながってくれたらいいなと思いますので、奥様よろしくお願いします」と新婚パワーに期待した。

攻撃的サッカーを掲げる札幌のオフェンス陣をけん引する青木は、リーグ戦残り6試合もどん欲に得点を追い求める。重要視するのはアグレッシブな姿勢で「ボールを持つことは怖いことじゃないし、ボールを持って相手を崩すのがサッカーの醍醐味。そこに楽しさを見いだせれば、もっと良いプレーができる。試合だからといって怖がると自分たちも楽しめないし、良い流れにならない。そこを練習から意識してやれるといい」と強調した。
一家の大黒柱は、天才的なひらめきと熱いハートを携えて、負けられない一戦に臨む。
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