ファイターズ
2025/10/06 18:45

【一問一答】郡司裕也 信頼してくれた新庄監督とともに日本一へ「使い続けてくれたので今の結果がある」

打撃練習をする郡司=撮影・松本奈央

勝負強いユーティリティープレーヤー

 日本ハムの郡司裕也捕手(27)が6日、報道陣の取材に応じ、レギュラーシーズンの総括、ポストシーズンへの意気込みなどを語った。今季は規定打席到達こそ、かなわなかったが、打率.297と3割に迫る数字をマーク。3度のサヨナラ打を記録するなど、勝負強さが際立ったシーズンとなった。自身への信頼感を強く感じている新庄剛志監督(53)に日本一をプレゼントすべく、11日から始まるクライマックス・シリーズへと挑む。一問一答は以下の通り。

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―今季は最後まで優勝争いを繰り広げ、2位という結果。率直にどんなシーズンだったか
「2024年も2位だと思うんですけど、昨年の2位とはすごく気持ちが違うというか。昨年の2位は、かなりやりきった感があった2位だったんですけど、今年はすごく悔しい思いが残った2位だったので。同じ2位でもこんなに違うのか、と思いましたね」

―昨年は13.5ゲーム差。今年は4.5ゲーム差とかなり差を縮めた
「縮まっているとは思うんですけど、正直、優勝まで手が届きそうだったので。もちろんホークスの強さもありますけど、僕らが目の前で(白星を)落としてしまったな、という思いはあります」

―優勝に足りなかったものは
「挙げたらたくさんあると思うんですけど、ホークスの戦いぶりを見ていると、随所に強さを感じますし。打つべき人が打って、支える人が支えて、抑えるべき人が抑えたという。普通といえば普通なんですけど、その普通のことが普通にできていたのがホークスだったなと思います。細かいミスも本当に少ないですし、もっと突き詰める部分が僕らにもあったかなとは思っています」

―ソフトバンク戦には独特な空気があるか
「今年は特に。開幕からずっと意識してきたチームですし、本当に独特の雰囲気で、ピリピリした中で試合をしていたという感じですね」

―個人成績では、2年連続の2桁本塁打と、自己最高打率の.297をマークした
「打率にしても、OPSにしても、かなり良い成績を残せたかなとは思っているので、自信になる部分はあるんですけど、規定打席には届かなかったので、またこれが来年以降の課題というか、目標になってくると思います」

―好成績を残せた一番の要因は
「常に自分のできる仕事は何かな、というのを考えて打席に立っていましたし、今できる最善のことを続けた結果かなとは思います」

―今季はエスコンで3度のサヨナラ打をマーク。ここ一番での勝負強さの要因は
「なんとなく打席に立っていないというか。これをやってはいけないとか、これを打ちたいとか、こうしなければいけない、というのを本当に常に考えながら打席に立っているので。それがチャンスであればあるほど、向こうはピンチなので、良い方向に向いているんじゃないかなと思っています」

4月11日の西武戦、延長十二回2死二塁、サヨナラ弾を放った郡司

 

―打席で考えるというのは、今季、特に意識したことなのか
「いや、これは昨年からずっと続けていることではあるんですけど。去年も打席に立たせてもらって、経験値もだんだん積めてきましたし、そういう経験が生きてきている部分もあると思います」

―守備ではキャッチャー、ファースト、サード、レフト、さらにはセンターと、さまざまなポジションを守り、新庄監督も評価していた

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