【一問一答】稲葉2軍監督 イズムを体現してくれたベテランに感謝「中島卓とか…」

■イースタン・リーグ17回戦 ヤクルト8ー2日本ハム(9月28日、鎌ケ谷スアジアム)
イースタン・リーグが28日に全日程を終了し、日本ハムの稲葉篤紀2軍監督(53)が今シーズンを総括した。一問一答は以下の通り。
1軍の野手を脅かすような存在をつくれなかった
―イースタンが終了。振り返って
「ピッチャーの方はわりと、こっち(2軍)に来て、(1軍に)上がってと、その辺はうまくいったのかなと思います。野手がもう一つ…上の選手を脅かす存在というのが、つくれなかったと感じていて。いろんな課題があるのかなと感じます。もうちょっと1軍の選手たちを脅かすというか。今年は(1軍が)優勝争いをしている中だったので、なかなか難しいと思うんですけど、その中でも何とかボス(新庄監督)に呼んでもらえるようにやっていかなくちゃいけない。全体としては、今年は攻守交代の全力(疾走)もそうですし、『1を大事に』というのを掲げてやってきましたし、選手はやり切ってくれたのかなと。1点の大事さとか、1球の重みとか、そういうことは少しずつ感じてくれていると思います」
―特にそれを体現してくれた選手は
「実は中島卓とか、ベテラン選手たちが一生懸命やってくれたのは大きいと思います。彼らがいい準備をして、いつ呼ばれるか分からないですけど、それでも毎日、本当にいい準備をしながら常に全力でやってくれる。そういう先輩たちがいい手本を見せてくれた。いい影響を与えてくれたと思います」

―中島も、今川や浅間も、(1軍に)上がったときにしっかり活躍した
「こっちでは、なかなか毎日出続けることができない。その中でもいい準備をしてやってくれたのが大きかったですね」
―そういう先輩たちを見て、若手は影響を受けていたか
「それは大きいと思います。監督、コーチがどれだけ言うよりも、選手同士で見本、かがみがいるということが、とても大事なことだと思う。本当に一生懸命やってくれて。(中島)卓も、(浅間)大基もそうですけど、しっかりやってくれたなと感じます」
―若手で伸びた選手は