■イースタン・リーグ８回戦　楽天６－７日本ハム（５月１７日、函館・オーシャンスタジアム）

　今季初めて道内での開催となった２軍戦は、日本ハムがタイブレークの末、３点差をひっくり返して逆転勝利を飾った。劇的な勝利に、４７００人を超える函館の日本ハムファンからは大歓声が上がった。試合後、取材に応じた稲葉篤紀２軍監督（５２）の一問一答は以下の通り。

―３点差をひっくり返しての逆転勝利
「良かった点も、反省する点もいろいろ出たので。ここはファームなので、もちろんいろいろな課題を出して、それを１軍でやらないように修正していくという部分では、どちらも出たので。選手それぞれの反省点や、良い点というのはあると思うので、それを共有しながら、前に進めていきたいと思います」

―松浦が今季初先発。３回を無失点に抑えた
「ボールの強さもありましたしね。きょうは安心して見ていられたというか。ある程度、ストライク先行でいけたというのもありますしね。良いボールを投げたと思いますよ」

―けがから復帰した矢沢が猛打賞。状態が上がってきているのでは

「僕の中で、まだ良いヒットではないなと。ゴロでたまたま一、二塁間を抜けたというね。ヒットにはなっていますけども、僕の中ではあまり良いヒットじゃないなという（苦笑）。本人はヒットが出たのでね、安心感というか、ホッとしていると思いますけど。でも状態自体は上がってきていると思うし、足の状態も問題ないので。そういう意味でも、良い方向に向かっていると思います」

―４７００人を超えるファンが来場。球場の雰囲気はどうだったか
「良かったですね。やはり拍手とか歓声というのは選手の力になりますので。本当にここまでたくさん来ていただいて、ありがたく思っています」

―あすも試合がある。函館のファンにメッセージを
「きょうもこういう試合ができていますし、われわれは本当に最後まで諦めないというのを徹底して、今、ファームでもやっていますので。ぜひそういう姿を、若い選手を見ていただけたらと思います」