【一問一答】ルーキー清水大暉 公式戦デビュー 自己最速150キロマークで無失点投球
公式戦に初登板した清水大=撮影・工藤友揮
■イースタン・リーグ8回戦 ヤクルト2-1日本ハム(5月7日、鎌ケ谷スタジアム)
日本ハムのドラフト4位ルーキー・清水大暉投手(18)が公式戦に初登板した。4番手でマウンドに上がると、2四死球を与えるなど、やや制球に苦しむ場面もあったが、2死一、二塁のピンチをしのいで無失点リリーフ。自己最速の150キロを計測し、上々のデビュー戦となった。試合後の一問一答は以下の通り。
―プロ入り後初の公式戦登板を終えて
「ホッとしてます。周りの同期の選手が投げている中で、自分はなかなか投げられなくて。ちょっとムズムズしていたところがあったので、投げられてホッとしてます」
―同期の高卒ルーキーでは柴田、藤田琉、渋谷がすでに公式戦デビュー。この時期までずれ込んだ理由は
「なかなかちょっと調子が上がらなかった、というのはあって。コーチの方々と話し合いながら、きょうになったという感じです」
ピンチを切り抜けて、安堵の表情を浮かべる清水大(左)
―当初は前日に登板予定だった
「そうですね。きのうだったんです」
―予定が1日ずれた
「1日ずれただけだから良いか、と。やることは変わらないなと思って投げました」
―予定が決まってから、登板を迎えるまでの気持ちは
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「あまり緊張しなかったんですけど、当日になって、投げる直前とかは、やっぱりすごい緊張しました。高校野球以来の試合だったので、アドレナリンというか、体がフワフワしていました」

―ブルペンを出る時、リリーフ陣が盛大な拍手で送り出した
「年上の先輩方が背中を押してくれたので、うれしかったですね」
―滑り出しは制球に苦しんだ。平常心を取り戻したきっかけは
「特にはなかったですけど、自分はどちらかというと高校の時から、ランナーを出してからの方がピッチングがうまくいくことが多かったので。先頭バッターには、高校の時からよくフォアボールを出しいてたので『まあ、いつも通りか』と投げていました」
―最速は150キロを計測。手応えは
「平均球速も高校の時より上がっていて。体づくりも着実に良くなってきていますし、悪くはないのかなと思います」

―体感で、どれぐらい平均速度が上がっているか
「きょうは150キロがMAXなので。結構、だんだん良くなっている方だと思います」
―プロ入り後、具体的にどの部分が強くなっていると感じるか
「体幹の部分ですかね。(以前までは)結構、体がブレるというか、回旋のキレというのがあまり良くなかったんですけど、だんだんと上がってきていて。キレのある球というか、力感なく投げられることに、だんだんと近づいているのかなと思います」
―〝プロデビュー〟を果たし、同期と肩を並べた。今後に向けて
「きょうは制球がやはり(悪くて)。先頭バッター(への四球)であったり、頭付近に1球、行ってしまって危なかったり、というのはあるので。次回は、きょうぐらいの球速を出しつつ、ちょっとずつゾーンにまとめられるように投げていきたいなと思います」
有薗(右)に声をかけられ、白い歯を見せる清水大