バカヨコ 前節欠場のうっぷん晴らす「今週が一番大事。どんな形でも結果を残したい」
仙台との前回対戦で試合終了間際に同点弾を決めたFWバカヨコ。出場停止明けの次節も勝利に貢献する一撃を狙う=撮影・宮西雄太郎
■9月24日、札幌・大和ハウスプレミストドーム屋外サッカー練習場
北海道コンサドーレ札幌は24日、札幌市内で第31節・仙台戦(27日、プレド)へ向けて全体練習を行った。前節の徳島戦を累積警告で欠場したFWアマドゥ・バカヨコ(29)は「次の試合はチームの手助けをできるように頑張りたい」と、残り8試合となったリーグ戦への覚悟を口にした。
「陽斗、青木、友喜。あの3人がすごく良かった」
アウェーで奮闘する仲間たちの姿に、強く心を打たれた。リーグ最少失点を誇る徳島から2得点を奪った攻撃陣の奮闘を、バカヨコは遠く札幌の地で見つめていた。
「試合は全部見ました。(白井)陽斗、青木、(近藤)友喜。あの3人がすごく良かった。個人の能力が出ていて勉強になったし、僕とマリオの良いモチベーションになりました」と、主力4選手不在の戦いを制した仲間の頑張りを称えた。

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総力戦で挑むシーズン最終盤。PO圏を勝ち点5差で追う札幌は、勝利だけが求められる。チームの白星を最優先する男は「次はベンチかスタメンか分からないけど試合に勝つことが一番大切。このポジティブなエネルギーを、さらにプラスにできるように相手が嫌がるプレーをしたい。スターティングラインアップもベンチもストロングな状態で90分を戦いたい」と、ピッチ上でベストを尽くすつもりだ。
「覚えているよ。すごい雨だったね」
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前回対戦の記憶は、強く脳裏に刻まれている。雷の影響で1時間以上の中断期間を挟んだ5月の仙台戦は、0―1の後半43分に値千金のヘディング弾を叩き込みチームを救った。「覚えているよ。すごい雨だったね。仙台は良いチームだけど、今は僕らも上手くいっている。勝ち点3のためにアグレッシブに戦います」。再びゴールを奪い、上位チームを撃破してみせる。
5月31日、仙台戦の後半43分、同点となるヘディングシュートを決めるFWバカヨコ(左)
190センチの長身を生かしたポストプレーに機動力も併せ持つ。ハードワークを信条とする優良助っ人は、自らの得点以上にチームへの献身を重視する。「今週が一番大事。仮にベンチスタートでも、しっかり試合に入れるように良い準備をします。どうやって勝つかは、ぶっちゃけどうでもいい。今はどんな形でも勝ち点という結果を残したい」。加入2年目の大型ストライカーは、クラブのために走り続ける。
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徳島遠征に帯同しなかった先週末は、気心知れたチームメートと食事へ出向いて英気を養った。来日1年目のマリオをプライベートでも気遣うバカヨコは「いつものように焼き肉へ行きました。もう食べ過ぎているから、そろそろやめないとね(笑)。でも今はマリオと良い関係になっているし、チームにこういう(心許せる)人がいて良かったよ」。仲間思いの背番号20が、大逆襲を先導する。
