【プレーバック】J2第30節 徳島1ー2札幌

■9月20日、徳島・鳴門大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム
白井、近藤のゴールで2試合ぶり勝ち点3
北海道コンサドーレ札幌は徳島ヴォルティスとアウェーで対戦し、2-1で勝ち点3を上積みした。順位は10位のままだが、4位から6位に落ちた徳島との勝ち点差を「5」に縮めた。
主力4選手が出場停止という非常事態のなか、1トップで起用されたFW白井陽斗(25)が躍動した。試合開始早々の前半1分、相手DFが頭でクリアしたこぼれ球を左足でダイレクトシュート。徳島のGK田中にセーブされたが、いきなり枠をとらえたシュートを放ち、前節いわき戦に続く2戦連発への期待感が一気に高まった。
前半38分には、結果的にはオフサイドを取られたが、シャドーのMF青木亮太(29)とのワンツーでシュートまで持ち込むなど、息の合ったコンビネーションを見せた。
前半はボール保持率、シュート数も札幌が優位に進めたが、得点には至らず。0-0で折り返した。後半はまず、DF西野奨太(21)に代わってDF家泉怜依(25)、MF長谷川竜也(31)に代えてMF田中克幸(23)を投入した。3バックの真ん中にいたDF浦上仁騎(28)が左に行き、家泉が中央に。田中克はそのまま右シャドーに入った。
試合が動いたのはこの後だった。後半7分。左サイドでボールを受けたMF高嶺朋樹(27)のクロスに、白井がドンピシャのヘッドでゴール右上に先制ゴールを決めた。後半10分には、ペナルティーエリア手前から左足でシュートを放つも、わずかゴール左に切れた。縦横無尽にピッチを駆け回る白井の調子の良さがうかがわれた。
後半21分、待望の追加点が生まれた。青木が放った強烈なシュートを相手GKがセーブし、はじいたこぼれ球をゴール前に詰めていた近藤が落ち着いて右下に押し込んだ。直後に途中出場した徳島のFWルーカスバルセロスにファーストタッチでゴールを決められ、2-1と詰め寄られた。攻められる時間帯が増え、危ないシーンもたびたび訪れた。
後半32分、MFスパチョーク(27)とDF大﨑玲央(34)を、後半45分には白井に代えFW出間思努(20)を投入して、交代枠を使い切った。表示されたアディショナルタイムは8分。1点リードを守り切り、2試合ぶりの白星を手にした。
(全6カット)





