【一問一答】7戦ぶりスタメンの近藤友喜 貴重な追加点に「こぼれてきた驚きが大きかった」
後半21分、貴重な追加点を決めるMF近藤(中央)=撮影・北波智史
■J2第30節 徳島1-2札幌(9月20日、徳島・鳴門大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム)
北海道コンサドーレ札幌のMF近藤友喜(24)は7月12日の第23節・磐田戦以来、7試合ぶりのスタメン起用に応え、1点リードの後半21分、相手GKがはじいたこぼれ球を決めて貴重な追加点を奪った。試合後の主な一問一答は以下の通り。
【コンサドーレ 関連ニュース一覧】
ーゴールを振り返って
「前半から自分がチャンスを決められなくて責任を感じていたので、なんとか点を取りたいと思っていた。良いところにボールがこぼれてきてラッキーな部分があった」
後半21分、ゴールを決め、喜ぶMF近藤(左)
ーゴールは4月29日の長崎戦以来
「いろいろ難しさを感じながらやっていた部分があって、もどかしさもあった。久々にスタメンで使ってもらえて結果を意識していた。点が取れて良かったです」
ー青木のシュートのこぼれ球に走り込んだ。読みがあったか
「無意識でした。運が良かった。こぼれてきた驚きが大きかった。寄せられる前にシュートと考えていたので、あんまりGKを見ることができなかったけど、流し込めて良かった」
後半21分、ゴールを決めるMF近藤(左)
ー試合を通してサイドから切り込んだ。追加点を狙っていたか
「そうですね。見ている人がワクワクするプレーを僕自身も求めている。最後の精度はまだまだ足りないと感じたので、また来週も良いトレーニングをしたい」
ー2得点後に詰め寄られた。どのような雰囲気を感じたか
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「会場全体が徳島の押せ押せムードだったが、ピッチの中では高嶺選手、大﨑選手を中心に声が出ていた。全体的な集中力が高く、焦りはそこまでなかったです」
2点目のゴールを決めたMF近藤(背番号33)をガッツポーズで出迎える柴田監督
ー失点後に高嶺が選手を集めて声を掛けていた
「まだ1点勝っている。相手ムードになると思うけど、飲み込まれないように自分たちでやっていこうと話をしていました」
ーPO圏まで勝ち点5差
「トーナメントのような状態。1回勝って満足する余裕はない。すぐ試合は来るのでしっかり体をケアして、良い状態で次の試合に臨みたい。仙台も勝って良い状態で試合に臨んでくる。自分たちはホームでやれるアドバンテージを生かして勝ち点3を目指したい」
ー堅守の徳島に対して立ち上がりから優位に試合を進められた要因は
「相手は高木選手がストロングで左上がりに押し込んでくると分析に出ていた。そこで僕が逆に押し込んで、高木選手を前に出させないようにできたと思う。マンツーマンのような形でマークに付かれていたので、僕が内側に入ることで相手を全体的に下げさせることができた。それが押し込めた要因かと思います」
前半、ヘディングシュートを放つMF近藤(右)
ー先制点、追加点と理想的な展開になった。柴田監督の目指すサッカーを徐々に体現できているか
「押し込みながらボールを握ってゴールを目指すという部分はできている。だけど今年は2、3点差で勝つ試合がほとんどない。そういう展開で勝ちきることが、今のチームの課題だと思います」
ー白井、木戸らとの連係は
「僕や木戸選手は最近、試合に出ていなかった。そこのモチベーションを上手くピッチで表現できた。白井選手は本来ストライカーのポジション。そこに対してのモチベーションがあって、みんなが高いモチベーションでやれたことが良かった」
後半21分、ゴールを決めるMF近藤(右)。左はFW白井
ー蒸し暑い環境で最後まで走り抜いた
「ベンチもサポーターも鼓舞してくれた。その力が大きかったと思います」
ーシーズン最終盤への手応えは
「出場停止の選手が戻ってきて、また競争が生まれる。僕も結果を出さないと試合に出られない状況が待っている。今はチームの競争ができているので良い雰囲気になっている」
【2000円お得! 道スポの年払いプラン】
ー4選手が出場停止は珍しかった
「出てない選手は、こういうチャンスをつかむ、つかめないがキャリアに大きく影響する。そういう意味で大事な試合だった。チャンスをもらった選手が結果を出せたのは良かった」
前半、右サイドを駆け上がり、徳島の選手を置き去りにして中に切れ込むMF近藤(右)