《徳島戦前日》この試合はチームとしても選手にとってもターニングポイント《柴田Talk》

■9月19日、札幌・大和ハウスプレミストドーム屋外サッカー練習場
練習後、取材に応じた柴田慎吾監督(40)の一問一答は以下の通り。
―いわき戦後に選手へ伝えたことは
「試合後のロッカールームは難しい感情が渦巻いていました。ずっと言ってますが、我々は勝ち続けるしかない。顔を上げて切り替えよう、と。週明けの練習からどんな顔で来るかな? と思っていましたけど、トレーニングではやってやるという(表情をしていた)。今回は4人が出場停止で出られない中で、新しいチャンスをつかもうという姿勢が1週間通して見られた。個人的にはポジティブな1週間で、ああいうゲーム後のリアクションとしては良かったと思っています」
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―徳島は堅守のチーム。抱くイメージは
「おっしゃる通りです。ただ攻撃でも狙いがあるフットボールをしてくる印象がある。逆に言えば、かみ合わせは良いと思う。しっかり自分たちのフットボールを。あとは対徳島にアジャストしながらゲームを進めたい」
―どんな展開でゲームを進めたいか
「どのゲームでも先に点数を取った方が有利になる。入りはお互いに主導権を奪い合う展開になると思う。そこでしっかり自分たちのリズムに持って行き、相手にリズムを渡さない。先に失点しないことを意識して先制点、追加点、ダメ押し点を取る。もしくは守備を固めていくという形に持っていければと考えています」
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―出場停止が多い。若手にとってチャンス
「年間を通したら絶対に、こういう出場停止のゲームやケガを含めて、長く出ていた選手が出られない試合がある。こういう時に若手や今まで出ていなかった選手が、いろいろな思いをぶつけて活躍することがチームにとって大切なこと。何よりも選手たちのフットボール人生が好転する。この試合はチームとしても選手にとってもターニングポイントになると思っています」
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―春と秋は道外と大きな寒暖差がある。プレーへの影響は
「(対応は)めちゃくちゃ難しいです。尋常じゃないぐらい体が動かなかった経験もあります。これは宿命で仕方ない。できる限り個人でコンディション調整をしてほしい。ナイターなので昼間の過ごし方も含めて。各々が経験ある選手なので対策をしっかりしてもらって、最後は勝ちたいという気持ちが強い方が勝つ。最後は気合と根性。暑さは関係なくファイトしてくれると願っています」
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