コンサドーレ
木戸柊摩 ユーティリティーの真価見せる「僕が決めるイメージを持っている」

■9月16日、札幌・白旗山競技場
北海道コンサドーレ札幌は16日、札幌市内で第30節・徳島戦(20日、鳴門大塚)へ向けて全体トレーニングを行った。MF木戸柊摩(22)は、主力4選手が出場停止となる一戦へ「今週は人が少ない。こういう1回のチャンスをつかめるかは自分次第。常に準備はできています」と気合十分。ユーティリティー性を存分に発揮し、難局を乗り越えるつもりだ。
クラブの窮地を、好機に転換する。大敗を喫した前節のいわき戦で2人の退場者を出した札幌は、累積警告を含めてマリオ、バカヨコ、荒野、宮澤を欠いた状態で徳島戦に臨む。
7月12日・磐田戦を最後に出場から遠ざかる木戸は「出られなかったことはもちろん悔しい。早く試合に出て、ピッチに立って活躍したい気持ちがある。今はチームのピンチだけど、僕ら出てない選手にとってはチャンス。出られない期間も、いつチャンスが来ても良いようにコンディションは維持してきた。メンタル的にも大丈夫」。出番に飢えるルーキーはリーグ戦のピッチに立つ日を、今か今かと待ち望んでいる。
ボランチから前線まで器用にこなす背番号31は、主力の穴を埋めるのにうってつけの存在だ。「僕のポジションの人が一気に出られなくなった。J1へ昇格するためにも徳島戦は絶対に勝たないといけない。出られない選手の分も、僕自身が結果を残して勝利につなげたい」。複数ポジションを担える強みを生かし、勝ち点3奪取に貢献してみせる。