《SHINJOの信条》ちょっと遅いけど(笑)。ようやくそのポジションにきてくれた

■パ・リーグ22回戦 西武3-4日本ハム(9月14日、エスコンフィールド北海道)
試合後、取材に応じた新庄剛志監督(53)の一問一答は以下の通り。
―(試合を振り返って)
「福島くんは毎回、完投させよう完投させようと思いながらいくんですけど、七、八回でいつもつかまる。あそこをなんとか踏ん張ってくれたら、さらにいいピッチャーになっていくと思うんですけどね。もったいないね」

―スタミナの問題か
「急にガクンと落ちますよね。球が浮いてきて。ストライクを取りにいったところをきょうみたいに打たれてしまう。ギアの上げ方をつかめば、ローテーション投手として回れるピッチャーになるんですけどね」
―最後は斎藤が締めた
「ファンフェスの時に、抑えは斎藤くんでいくと。ちょっと遅いけど(笑)。ようやくそのポジションにきてくれた。これが何試合か続いていけば、安心感も出てくると思う。そうすれば、思い切って送り出せるピッチャーになる。もう少しですね」
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―田中、斎藤が抑えて救援陣の強さが見えた
「いやいや。上原くんもずっと抑えてくれていたので。そんなに今、中継ぎのピッチャーが悪いとは思わない。だから早めに守備を固めて、守り勝つ野球をしていこうと。ただ、守りにいった選手がおいしい場面で…。五十幡くんがあそこ(八回無死三塁)でヒットを打ったり、犠牲フライを打って活躍してくれたら、また層が厚くなってさらに強いチームになっていく。郡司くんも最後の一、三塁で、もったいない打ち方をしましたね。真の4番になるためには、あそこでもう1本、犠牲フライでも打ってほしかったなという気持ちはすごくありましたね」
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―一回の犠飛と六回の本塁打は大きかった
「そこはもう、素晴らしい4番としての仕事をしてくれた。ただ最後。もう1点欲しいところで。少し中途半端なスイングになってしまったかなと。それは本人が一番、分かっているでしょ。彼の場合は次にああいう場面がきた時、きょうの打席の内容を思い出して修正してくれると思うから、心配していないです」
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―ソフトバンクも逆転で勝った
「ははは(苦笑)。きのうも見ていましたけど…。けん制(悪送球)ね。でも、よその試合はよその試合。うちは勝っていくしかないので。今川くんもね…。この世界はけがをしないということも実力のうちなので。起こったことは仕方ない。抹消します」
―負傷したのは右太もも裏か
「そうですね。スクワットのしすぎじゃないかな。パワーを付けすぎて。そういうケースがあるんですよ。僕が下半身を鍛えなかった理由はそこにあったんですよ。鍛えすぎると、スピード、足の回転が遅くなるのが嫌で」
―筋肉が付きすぎるとマイナスの面も
「足を着いた時にパワーが生まれる。ただ、筋肉は負担になるから。そんなに足の速くない選手は、肉離れにならないんですけどね。ただ今の時代、ちょっとした(画像の)影で、肉離れ何度となってしまう。昔なら肉離れのうちに入らない。そんなもの肉離れではない、できるよという感じでしたけど、今は慎重になる時代ですから。せっかくつかみかけたチャンス。一瞬のチャンスを逃した、というだけのことですね」
―数字上、CS進出が確定
「そこではないね。そこではない」
―今は高い目標に向けて
「そこはあまり考えていないかな。一戦一戦。北海道のファンのみんな、全国のファイターズファンのみんなが生活の中で、ファイターズどうなった?と(気にかけるように)変わってくれていると思うから。勝って勝って、もっとパ・リーグを盛り上げる。負けると(ゲーム差が)広がってしまうから」
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