ファイターズ
2022/01/09 15:42

ドラ9上川畑 元中日井端氏愛用グラブで飛躍の誓い「限界まで使う」

元中日の名手・井端氏から贈られたグラブをはめ、笑顔でガッツポーズする上川畑(撮影・桜田史宏)

 ビッグボスにならう。ドラフト9位の上川畑大悟(24、NTT東日本)は名内野手の井端氏(元中日、巨人)から贈られた愛用グラブを大切に寮へ持ち込んだ。新庄監督には、プロ1年目に購入したグラブを引退まで使用したという逸話がある。即戦力ルーキーも商売道具に対する愛着が強く「限界がくるまで使いたい」と強く願った。
 社会人1年目の春、NTT東日本の臨時コーチを務めていた井端氏から守備を評価され「このグラブを使ってみろ」とプレゼントされた。日本を代表する守備の名手の見立ては、間違っていなかった。使い込むほど手になじみ「球際だったり、グラブに助けてもらうような感覚があった」と感謝した。
 昨年12月に入籍した。妻帯者に入寮義務はなかったが「一からのスタートになるので、寮に入って野球に集中したい」と、あえて新妻と離れて暮らすことを決めた。背番号4を与えられた即戦力遊撃手は、家族のためにも1年目からブレークする。

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