【一問一答】北山亘基 2桁勝利に王手 先発濃厚の18日ソフトバンク戦は「学んできたことを全部、集約する日」
6回3失点で9勝目を挙げた北山=撮影・小田岳史
■パ・リーグ25回戦 オリックス4-10日本ハム(9月11日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの北山亘基投手(26)が先発マウンドに上がり、6回3失点で9勝目を挙げた。自身初の2桁勝利に向けて、すでに視線は次へと向いていた。何事もなければ、1週間後の18日ソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)での先発が濃厚だ。天王山に向けた強い意気込みも語った試合後の一問一答は以下の通り。
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―中5日の影響はなかった
「そうですね。良い形で入れましたし、集中して3者凡退でスタートできたので。特別に疲労感があってとか、変なあれがあってっていうのは全くなく入れました」
―状態自体は
「比較的、良い状態で調整もうまく入っていけたので、五回までに関してはすごく流れも良く、無駄なフォアボールも途中あったんですけど、落ち着いて投げられたので、そこは良かったかなと思います」
日本ハム先発の北山=撮影・井上浩明
―六回は少し乱れた
「フォアボールもそうですし、ボールの軌道が抜け球と引っかけ球の要素が、ちょっとハッキリし始めた部分が、あの回はあったので。球速自体はある程度、出ていたんですけど、ちょっと開きが早かったりする分、バッターもタイミングが取りやすかったりとか、高めのボールにしてもファウルを取れたら良かったところをヒットにされてしまったりとか。そこの自分のイメージと結果のギャップが実際のフォームの部分だったり、多少、後半に球数がかさんで、疲れというよりかはフォームが若干、崩れたというか。ちょっと開きが早くなっているところがあったので、それによるところかなと思います」
―映像を見返して
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「試合後にも見返しましたし、投げながらの感覚としても、ちょっと横の間というか、並進(運動)のもう1個、詰めていく間が浅いというか、単調なリズムで、単調な間合いでバッターに投げていってしまっていた部分が、あの回は特にあった。そこは課題かなと思います」
六回2死二塁、オリックス・杉本に適時三塁打を打たれた北山
―引っかけたり
「普通に力を、何も気にせず腕を振った時に、右のインハイに真っすぐ行くようなラインになってしまっていたので、良い時はもうちょっと真ん中の真っすぐになるんですけど、ちょっと抜け球になる方向性に力が集約しているところがあった。それをなんとかストライクゾーンに投げようというところで、小手先でちょっと微調整している部分があったので、そこが課題かなと思います」
―フォークがスライド気味に落ちている球もあった
「回転の入り方的にあれで全然、良いんですけど、ただ毎回あれでは良くないので、一番は真っすぐ真下にストンと落とすのが理想というか。打球の管理もしやすいですし、狙った抑え方に近くなる確率が上がるので。でも、引っかけても結局、空振り取れたら、良いボールなので、そこはあまり気にしすぎてはいないですけど、開いてくると、そういう傾向が強くなるところがあるので、そこは一つのチェックポイントとしては自分では考えてます」

―降板時に悔しそうな表情をしていた
「中5とはいえ、イニングは投げられるだけ投げたいですし、いかに少ない失点で長いイニングを投げるかっていうのは毎試合、意識してます。きょうは特別、援護点をすごく取ってもらっていたんですけど、そこはあんまり関係なく、自分の中では自分のピッチングをしっかりやりたいっていう気持ちは強かった。最後、すごくもったいない終わり方をしたので、悔しい気持ちが大きかったですね」
―次回も大事な登板となる
「きょうはありがたいことに9勝目を挙げさせてもらって、今年の目標、最低でも2桁勝ちたいっていうところの部分と、(ソフトバンクとの)直接対決。普通にこのままいけば、そうなってくると思うので、両方逃げられない戦いになると思うので、真っ正面からぶつかって、全部出し切るぐらいの。きょうまで生きてきた自分でここまで学んできたことを、全部、集約する日かなと思うので、そこはしっかりできることは全部、準備していきたいなと思います」
