【一問一答】北山亘基 今季初の中5日「チームの行方を左右する試合。責任を持って投げたい」
9日、ブルペンで投球練習する北山=撮影・岩崎勝
今季9勝目へ 再びオリックス打線と激突
日本ハムの北山亘基投手(26)が11日、エスコンフィールド北海道で行われるオリックス戦に先発する。登板間隔は今季初の中5日。防御率1.59を誇る右腕は、託された試合の重みをかみしめながら、貪欲に勝利を追い求める。登板に向けた一問一答は以下の通り。
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―チーム事情で中5日の先発になる。調整は変わったか
「大きくは変わらないですけど、前回がオリックスで今回もオリックスなので、癖や各打者の配球をしっかり自分なりに詰めて、入っていかないといけないなと思います」
―前回は6回96球で2失点。試合はつくったが
「先制点を与えたのはタイムリーではないので、そこは不可抗力ですけど、その後の西川選手に打たれたタイムリーは防げる部分だったと思う。ああいうロースコアの展開で2点目を与えたというのは反省点。オリックスはすごく打線のいいチームですし、簡単に抑えさせてくれるわけではない。しっかり切れるところで切ることを意識したい。一番はゼロで抑えることだと思うので、理想は高く持って投げたいです」
5日のオリックス戦で力投する北山
―勝負どころで中5日の登板を任された。どう受け止めているか
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「後半に入って最終局面。僕もあと何試合に登板できるか分からないですけど、残り1、2試合で優勝が決まってくると思うので、全力でいきたいです。中5日で行ってくれ、というのはうれしい反面、チームの行方を左右する試合だと思うので、しっかり責任を持って投げたいなと思います」

―足の踏み出しを意識してキャッチボールしているように見えたが
「目先の調整はもちろんあるんですけど、長期的にスケールアップしていきたいという課題がある中で、前足の使い方、踏み出す足の使い方はまだ改善の余地があると考えています。そこは長いスパンの中で試行錯誤してやっています。兆しというか、目指すべき方向性はハッキリ見えています。ただ1週間、2週間やっただけですぐうまくいくものではないです。時間をかけてじっくりやっていきたいことの一つです」
―継続して取り組むことが重要か
「そうですね。シーズン通して、というぐらいの長さでやっているので。だんだん使えている部分もありますし、そうではないところもあります。年単位でじっくりやっていきたいです」

―中5日はいつ、告げられたのか
「前回、六回を終えてベンチに戻った時に、申し訳ないけど、ここでイニングを切らせてもらって交代させてもらう、という話をされました。次は中5日になり、球数を管理するという意味でも伝えられました」
―オリックス戦の後、中6日だとソフトバンク戦になる
「普通に考えたらそういう流れになると思う。中5日を言われた時点で照準に入っているというか、そこは意識しています。その前段階の大事な登板になるので、しっかり自分のピッチングをして、その次の試合に向けていい流れでいけるようにしたいです」