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2025/09/11 23:00 NEW

《SHINJOの信条》イメージで言うと、飯田さんとか高橋由伸くん

■パ・リーグ25回戦 オリックス4-10日本ハム(9月11日、エスコンフィールド北海道)

 試合後、取材に応じた新庄剛志監督(53)の一問一答は以下の通り。

ー打線が活発だった
「きょう大事だったんですよ。ソフトバンクさんに勝って、前回、3連敗のオリックスさん。きょうの打線を組むのは結構、時間かかりましたね。ちょっと野村くんでいってみようと、1番。あの1、2番のヒットはモーレ(レイエス)のヒットにつながったので、良かったと思って、そしたら奈良間くんまで打っちゃった(笑)。右に代わった瞬間、アチャーと思ったけど、よう打ってくれましたね」

ー野村を1番に起用した要因は
「よくやってたじゃないですか。あんまり調子が良くないバッターを、何も考えずに初球からどんどんいってほしいっていう意味で。何か打ってくれるんじゃないかな~、3本ぐらい打ってくれるんじゃないかなっていう思いで。本人とも『3本、きょう打とうや』っていう話はしていて。先頭バッターが初回にああいうヒットを打ってくれると(打線が)乗るんでね。先頭バッター、三振はしてほしくないなっていう思いはあって。よくヒット打ってくれましたよ。あとは走塁ね。今川くんは帰ってこないといけない、あれは。(一回の)モーレのヒットで。ああいう1点っていうのは大事に取っておかないと。あと今川くんもこれからずーっと出るためにはスローイング。ちょっときょうから修正し始めて、スローイングをちょっと変えていこうやって話をしました」

一回無死一、二塁、レイエスの適時二塁打で生還した野村(右)を迎える新庄監督=撮影・井上浩明

 

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ー具体的には
「具体的に…。イメージで言うと、飯田(哲也)さんとか高橋由伸くんのように、一回、下に下ろさずに、キャッチャーの投げ方。カットまで素早く投げてくれたらいいんで。どうしても足の動きと手のリリースポイントが合わないから、慌てて前が小さくなってしまうから、どうしてもワンバンが行ってしまう。あれをまずは軽めに60メートルぐらいを、感覚さえ覚えてもらったら直るんじゃないかなっていう考えで。今が良くないから。あれよくあるんですよ。ウエートトレーニングをすると、スローイングが悪くなるっていう。そこにね。でも打つ方はびっくりするぐらい。特に3本目のバッティングは素晴らしかったですね。バットを短く持って打つっていうこともできる。プライドがあったと思いますけど、あれでもあんなにいい打球が打てるんだよっていうところがあったし。まあ、迷ったら代えると(笑)。全部に言いたいですね。全員に」

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ー前の試合も「迷ったら代えるよ」と言ったと
「迷っ…? 何個も言ったからね(笑)。後悔のないように。きのうの夜は打ちにいって止まる。フォアボールもすごい高い評価をしてるから、打つだけじゃなくて。今後のことを考えたら、打つだけじゃなくて守備も大事にしていかないと、レギュラーは取れないということは伝えました」

ー試合のない日でもメッセージで伝える
「気が付いたことはすぐ伝えるようにはしてますけど、奈良間くんだけは伝えられないから。インスタしてないから(笑)。谷内コーチを通して。やりたくない選手はね、こういう系の文字とか見たくないと思うから、それはこっちはやりなさいとは言わない」

ー山県にも思い切りが出てきた
「その思い切りを出させたのは、4カ月前ぐらいかな?フリーバッティングで軽いバッティングをしていたから、それじゃ試合じゃ打てないよっていうことを伝えた瞬間にホームラン打ったから。その感覚はずっと持ってるから」

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ーおとといも監督からアドバイスを
「それは企業秘密(笑)。それ言ったら相手チームもみんな打つから(笑)。1打席目にそれが出てなかったから。あとは…あぶね、あぶね(笑)」

ー八木コーチが心配な中での試合だった
「元気そうでしたよ。でも寝られてはいなかったですけど、八木さん。一応、球場からすぐ病院に行かれたので、試合見られないと思って、iPadだけ持って『これを持ってきたので見ておいてください』ということは伝えて、映像とかも見ていいのかなと。一応、渡すだけ。あとはサロンパスとかボールの腰のツボとか、寝間着とか」

ーお見舞いの時に届けた
「そう」

ー八木コーチからチームの部分について話はあったか
「バッティングコーチは誰を呼ぶんですか?って言って、ちょっと試して、誰やったっけ?って。佐藤くんじゃなくて、小田くんじゃなくて、もう1人って。どういう答えが返ってくるかなと。『ああ、横尾』って言ったから、大丈夫だと。意識はちゃんとしてたんで」

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ー試合中に横尾コーチと話をしていた
「バッティングのタイミングの取り方とかはこういうふうに教えているし、このケースはこうやって点を取りにいくよっていう話はしてる。田宮くんのやつとか、あれツーランスクイズだったんですよ。こういう時はピッチャーがアップアップしてるから、一気に点を取りにいきたくて。決めてほしかったけどね。あれ1点でいいんですよ。2点はいらない。ツーランスクイズで1点を取りたかった。あとはどういう動きをしてくるか。うちはね、そういう作戦をするっていうのは分かっているから、どういうプレーになるのかなっていうのを確認してみたかったんですけど、最低限その後、犠牲フライじゃダメなんですよ。大事な試合は。まあ、面白くなってきましたね」

ーソフトバンクの結果は知っている
「もちろん」

ー見ている方はヒリヒリするが、やっている方は大変
「これがまた選手たちもね、試合中も気になるだろうし、結果次第では僕の作戦も変わる。ピッチャーの継投とかも変わってくる。これがプロ野球だと思うので。今は愉しむんじゃないよな~。緊張感を持って、毎試合。その愉しむっていうレベルは超えてきているので。プレッシャーで、なんとか勝ち取る。勝っていく。相手どうこうじゃないんですけど、やっぱり気になりますからね。一時期は4ゲーム差で。(マラソンに例えて)瀬古(利彦)さんが給水で落としてしまって、拾いに行ったら差がついて、水飲んでまた接近した」

ー(福岡国際マラソンで瀬古がスパートで抜き去った)イカンガーが見えている
「イカンガーがね。見えましたよ。競技場まで。給水もしてるし。イカンガー(給水)してなかったから(笑)。並んでからが(勝負)」

ー平和台競技場が見えている
「いや、エスコンに変えてます(笑)。エスコンの渡り廊下。入ってきてグラウンドにね(笑)。行きます」

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