きょう９月１日は、北海道など一部地域を除いて、学校の新学期が始まる日。今年の３月まで高校生だったルーキー柴田は、母校・福岡大大濠の後輩と連絡を取っているときに夏休みの話題を耳にし、時の流れの早さを実感したという。「いや、若いな～、と思いましたよ」

　夏休みと言えば、様々な楽しい事柄とともに思い浮かぶのが夏休みの宿題。果たして柴田は計画通りに宿題をやる子だったのか。「ギリギリっす。ギリギリやるか、やらないときもある（笑）」。ジョーク交じりに振り返るように、８月下旬に慌てるタイプだったそう。「野球のことだけバリバリやっていたという感じで。本当にここ（プロ野球）に懸けていました」

　その成果もあって、高卒プロ１年目での１軍デビューという課題を、先発３回パーフェクト投球という最高の形でクリアした。次なる〝宿題〟はプロ初勝利だが、ここまでの投球内容を見ていると、こちらはギリギリになることなく片付けてくれそうな予感が漂っている。近いうちに訪れるであろう、次回の登板機会がとても楽しみだ。