ファイターズ
北山亘基 〝約束〟を果たしてくれた清宮幸に感謝 逆転打の瞬間はロッカールームで… 新たな決意も

■パ・リーグ15回戦 ソフトバンク4-5日本ハム(7月30日、エスコンフィールド北海道)
最後まで諦めない姿を見せてくれた
日本ハムの北山亘基投手(26)が先発し、八回途中120球を投げて4失点(自責3)。志願して上がった1点リードの八回に同点打を浴び、悔しい途中降板となった。その裏、同学年の清宮幸太郎内野手(26)の逆転打が飛び出し、「めっちゃうれしかったですし、最後まで諦めない姿をチームメートとして見せてもらった。勝ち越しを許して、へこたれている場合じゃないなっていうか。それを改めて感じた試合だった」と感謝した。

降板後はロッカールームで動けず…
七回で球数100球を超えていたが、投手コーチから「(八回も)行けるか」と尋ねられ、「行きます」と即答した。「口で言うのは簡単ですけど、それが結果で出せなかったのは悔しいなと思いますし、まだまだ実力不足だなと思う。最後、清宮が決めてくれて。正直、打たれて、ロッカーに戻って自分の席で動けなかった。まだまだ、僕が未熟だなと感じた。すぐ切り替えて、逆転を信じる行動をしたい」。
うれしすぎて半裸で抱擁
逆転を許した直後の八回裏は着替えのため、いったんロッカールームに戻っていた。汗を拭いて、「着替えて(ベンチに)行こうかなと思ったところで、自分の椅子で落ち込んでいた」。動けないでいると、清宮幸が右中間を破る2点適時三塁打を放っていた。「アンダーシャツを脱いでいたので、上半身裸で暴れていました(笑)。うれしすぎて。(イニング途中で救援してくれた)上原さんもとハイタッチして、2人で上半身裸で抱き合うように喜びました」と大興奮だった。