高校野球
【プレーバック】南北海道大会準決勝 札幌大谷2-3札幌日大高(7月19日、エスコンフィールド北海道)

札幌日大高が連覇に王手
昨年の覇者・札幌日大高が札幌大谷との接戦を制して、2年連続の決勝進出を決めた。
まずは札幌日大高の先発・髙坂大輔投手(3年)が試合の流れを呼び込んだ。一回を3者凡退で立ち上がると、三回までわずか28球の完全投球を披露。二回の攻撃では自らが先頭打者として安打で出塁し、1死二、三塁から1番・帯川拳誓主将(3年)の二ゴロの間に先制のホームを踏んだ。
四回には先頭打者に死球を与え、この日初めてとなる走者を許すと、2死三塁のピンチを背負ったが、最後は札幌大谷の4番・瀧口大智内野手(3年)を二ゴロに仕留めた。その後も髙坂は六回まで無安打無失点1死球と快投。打線も五回に4番・土田大海捕手(3年)の適時打で追加点を挙げるなど、札幌日大高が試合の主導権を握った。
しかし、終盤に突入した七回、札幌大谷が反撃に転じる。先頭の2番・藍葉吏良(りら)内野手(2年)の二塁打、3番・瀬尾心之介外野手(3年)の右前打で無死一、三塁とし、瀧口の遊ゴロ併殺打の間に1点を返す。さらに、2死走者なしから連打で一、二塁の好機をつくると、1年生の矢野秀内野手が同点の左前適時打を記録した。
終盤で試合は振り出しに戻ったが、最後にゲームを動かしたのは札幌日大高だった。八回1死から、代打・久保友弦(ゆいと)外野手(2年)の安打を皮切りに、2死三塁のチャンスを構築。そして七回から2番手でマウンドに上がっていた島田柊聖(しゅうと)投手(3年)が、左翼線への適時二塁打を放ち、勝負は決した。
▼▼以下に選手、監督のコメント▼▼