【プレーバック】北北海道大会準々決勝 白樺4-2クラーク(7月15日、旭川スタルヒン)

白樺が効果的に得点し3年連続4強
昨夏の決勝カードとなった注目カードは、2連覇を狙う白樺がクラークのプロ注目投手を攻略して3年連続の4強入りを果たした。
公式戦では1年ぶりの対決。白樺の先発は、エース左腕・神谷春空(はるく、3年)、クラークは最速148キロ右腕・辻田丞(3年)が先発した。
一回、白樺が相手守備のミスを突いて先制点をもぎ取った。先頭の上一颯遊撃手(3年)が敵失で出塁すると、犠打と内野ゴロで2死三塁。続く4番・冨澤悠斗右翼手(3年)が145キロの速球を中前にはじき返し、先手を取った。
クラークもその裏、すぐに反撃。1死から一回の守備で失策を犯した2番・堀内丈慈二塁手(3年)が一塁線を破る三塁打と好機をつくった。ベンチは強攻策に出たが、ここは白樺の神谷が後続を打ち取り、無得点に終わった。
白樺は四回、一回に先制打をマークしている冨澤が、今度は変化球を右翼芝生席へたたき込み、追加点を奪った。
これ以上、点差を離されたくないクラーク打線は五回、先頭の牛田健心右翼手(3年)が中前打で塁に出ると、犠打で1死二塁。ここで9番・穴田晃生遊撃手(2年)が左翼線に落ちる適時二塁打を放って1点差に追い上げた。
白樺は六回から神谷に代わって、土屋優輝(3年)が救援登板した。
七回、白樺は1死から7番・後藤健二塁手(1年)が左翼線へ二塁打。左翼手の三塁への送球が逸れる間に、一気に三塁を陥れた。四球で一、三塁としたところで、土屋が中越えの2点二塁打。リードを3点に広げ、次打者が連打したところでクラークの辻田をノックアウトした。
クラーク打線はその裏、2死から連打で一、二塁まで好機を広げると、左翼に回った辻田の左翼線適時二塁打で、2点差に追い上げた。
続く八回、九回にも三塁まで走者を進めたが、得点を奪うことができず。安打数では白樺の倍の14安打を記録したが、あと一本が遠く、4年連続の4強入りを逃した。