【プレーバック】北北海道大会1回戦 旭川明成5-0紋別(7月14日、旭川スタルヒン)

1年生・古谷が2安打3打点
2年ぶり出場の旭川明成が5-0で紋別を下し、8強進出を決めた。偶数イニングに小刻みに加点し、着実に主導権を握った。守っては3投手の継投で、紋別打線に1本も安打を許さぬ無安打無失点リレーを見せた。
二回、2四球と内野ゴロで2死二、三塁のチャンスをつくり、8番・冨塚陸遊撃手(2年)が右翼への先制適時打を放った。四回は先頭の4番・西村拓真外野手(3年)が安打で出塁し、捕逸で二進。続く犠打エラーの間に生還し、2点目が入った。六回は先頭から連続四球で紋別の先発投手が2番手に交代。捕逸で1死二、三塁となり、6番・古谷太一外野手(1年)の中堅への2点適時打でリードを4点に広げた。八回も古谷の適時二塁打で5点目と、ダメを押した。古谷は2安打3打点の活躍。守備では左翼手として先発出場し、八回から捕手としてマスクをかぶった。
紋別打線は安打こそ出なかったものの、9四死球を選び得点圏まで走者を進めたが、本塁が遠かった。
■旭川明成の先発・池守拓真投手(3年)が5回無安打投球も、継投策を選択した千葉広規監督(48)
「たまたまノーヒットであって、初回の先頭バッターからヒヤヒヤした。ヒットを打たれていないことに関してはあまり気にしないで、スパッと。5回ぐらいかなと思っていたし、明日も試合があるので。ナイスピッチングまではいかないですね。明日に期待です」
■準優勝した2年前の北大会で1年生ながらベンチ入りしていた旭川明成のエース・池守拓真(3年)
「2アウトを取った後、ちょっとテンポが悪くなってしまった。自分のやってきたことを信じて、もっと打たせて取って、攻撃にいいリズムを作れるようにしたい。ノーヒットが良かったというより、ボール球が多かった、という課題がきょうは残った。2年ぶりにエスコンに行けるチャンスがある。エスコンでしか果たせないものがある。当時、ベンチに入っていた人たちも3年生として主力でやっているので、エスコンで勝ち上がる気持ちを持ってやっていきたい」