ファイターズ
2025/07/11 18:10 NEW

《ハム番24時》7月11日

 

 配置転換から3カ月半が過ぎた。リリーフで1軍に戻ってきた上原が8日のロッテ戦(ZOZOマリン)の七回に救援し、1回を3者凡退に抑えた。ホールドをマークしたのは3年ぶりだった。先発の勝ち星とは違った喜びがあるのかもしれないと想像し、あらためて本人に聞くと「中継ぎでやる以上、そこ(勝ちパターン)を目指すべきだと思う。早くチャンスをもらえたことは、大きかったと思います」と表情を緩めた。

 今は毎試合、投げるつもりで準備する。決して楽な仕事ではなく「今年に関しては役回りがどんどん変わっている感じがありますね。チャンスは巡ってきますけど(失敗すると)すぐ手放すことになる。気を抜けない。結果を出して、自分から次のチャンスをもらいにいくようなイメージでないと難しい」とシビアな現状に触れた。

 上原は2021年の秋季キャンプを機に、大谷(ドジャース)以来となる二刀流に挑戦してきた。交流戦で本塁打を放った実績があり、足も速い。今もこっそり打撃練習を継続しているのか、質問したところ「いやいや、バットは全然(笑)。全く振っていないことはないですけど、投手のコンディショニングの一環です」と教えてくれた。

 1軍で戦うことが最優先だ。「さすがに今のチーム状況で、それ(打撃が必要になること)はないんじゃないかなと。投手の方が可能性があるので割り切っています」。打撃はいったんお休み。今は1本の刀を必死に研いでいる。

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい