【一問一答】上原健太 今季初の1軍合流 リリーフ転向に活路「絶対にものにしたい」
1軍に合流した上原(中央)=撮影・桜田史宏
■パ・リーグ9回戦 日本ハムー西武(6月27日、ベルーナドーム)
日本ハムの上原健太投手(31)が27日、ベルーナドームで行われた西武戦に合わせて1軍に合流した。すぐには出場選手登録されなかったが、チャンス到来。この春、先発から中継ぎに配置転換された左腕は、アピールに燃えていた。取材に応じた一問一答は以下の通り。
【2000円お得! 道スポの年払いプラン】
―ベルーナの暑さは
「鎌ケ谷に比べたら天国。天井があるだけマシです(笑)」
―今季初の1軍合流。ようやくか
「そうですね。ちょっと時間がかかりすぎました」
―先発から中継ぎに。大変だったのでは
「開幕直前まで先発をしていて、開幕から中継ぎになって。気持ちの切り替えは最初、難しかったですけど、投げられる可能性があるところで勝負すべきだと思う。今、投手陣が全体的に安定している中、難しいかなと思っていたんですけど、チャンスをもらえて良かったです」

―先発と中継ぎでピッチングのアプローチは変わったか
「最初、ファームで打たれて。キャッチャーも先発のイメージがあった中で、なかなかうまくいかなくて。中継ぎのスタイルに少しずつ変わってきている」
―出力が大きく違うか
「出力もそうですけど、配球も含めて。中継ぎの経験がそこまでないので、何が正解か分からないですけど、多少は変わったかなと思います」
―技術的に変えたところはあるか
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「一番は出力。1イニングをとにかく全力で。先発のときは立ち上がりの悪いスロースターターだったので、そこを(改善して)。最初からバーンと出力を上げる。中継ぎに変わってようやく、できるようになってきたかなと」
―ブルペンの準備は
「球数を少なくするように意識してやってきました」

―メンタル的な部分で、誰かに助言をもらうことはあったか
「最初はうまくいかない試合が続いていて、慰めというか、声かけをしてもらって。ファームの首脳陣から。そういう声に救われたところはあります。金子コーチ、稲葉監督もそうですし、あらゆるコーチからフォローしてもらって。ただ、そこに甘えるつもりはなかったです。全くやったことがないわけではないですし、状態がいいと抑えられる。自分の状態を上げることに集中して。1軍の首脳陣の目にとまるようなアピールをしないと。抑えることも大事ですけど、何をどうアピールするか、考えながらやってきました」
―どうアピールすることが重要か
「コントロールでアピールできないので。出力だったり、見た目。良さそうと思ってもらえるようにしてきました」
―配置転換のショックはあったか
「結構、引きずりました。昨年の成績も踏まえ、先発陣を見た中で、ちょっとそういう可能性があるんじゃないかと思っていました。多少、時間はかかりましたけど、未練というよりは早く切り替えようと。そういう心持ちにしました」

―チームが好調な中で呼ばれて、どう感じているか
「1試合でも多く、隙あらば投げたいです。チーム状態がいいときに一員としてプレーできるのは、選手として一番喜ばしいこと。このチャンスを絶対にものにしたい。どこかに隙がないか、と思って1軍の試合を見ていたので。しっかりアピールしていきたい」