ファイターズ
2024/04/07 18:35

《SHINJOの信条》上原くんは1回、ファームの方で自分を見つめ直して。まだ1年間、チャンスはあるので

 

■パ・リーグ3回戦 西武11-1日本ハム(4月7日、エスコンフィールド北海道)

【試合後】
―(自ら大敗を受け)
「年に何日かあるかないかの1日。まあ逆もありますから。でもこういう試合でしたけど、外国人の選手を目覚めさせてくれるいいきっかけ。楽に打席に立てるので。これがきっかけになって爆発してくれると思うんで。爆発、多いね今年(笑)。本当、いいきっかけになったと思いますよ」

―レイエス、スティーブンソンは楽に打たせるため、下位打線に入れたか
「いやいや。点差が離れたときにヒットが出たじゃないですか。マルティネスもレイエスもいい感じでセンターに。スティーブンもヒットが出たし。ああいう形でもね」

―(自ら上原の投球に触れ)
「フォアボール、最初の。ヒットヒットの一、二塁とフォアボール、フォアボールの一、二塁、全く違うのでね。全く期待に応えてくれなかったですね」

―勢いに乗れなかった
「そう、フォアボール、フォアボールだとダメですね。生田目くんも3回投げてもらって、3イニング目につかまったというところ。2イニングでこれからは切るということが分かったし。逆に切り替えられますよ。これでまたビジターの方にいくので」

―上原の今後は
「上原くんは1回、ファームの方で自分を見つめ直して。やっぱり真っすぐが良くないとチェンジアップが効いてこない。三回、四回でチェンジアップの抜けは良くなってきたんですけど、真っすぐがね。真っすぐでもう少しストライクを取ってチェンジアップで打ち取るような投球をファームでしてもらって。まだ1年間、チャンスはあるので、終了時にどれくらいの成績を残せるかがこの世界なので。まだ終わってないので」

―代わりにローテーション入りするのは根本か
「はい、そうです」

―八回の代打攻勢は選手に対するメッセージか
「(出場機会の少ない選手は)ああいう場面で打席に立たせておかないと、感覚がなくなるので」

―中島のヒットもあった
「引っ張ってくれたのがうれしかったですね、いいヒットでした」


【試合前】

―(自ら)
「今日、1番田宮くんで行きます。田宮くんで。一番いいバッターに打席が多く回ってくる方がいいから」

―ホームで投手をリードした直後に一回の打席
「そう。あえて。(忙しいのは)1打席目だけですよ。1番にしたからリードがどうこうとか、そういう問題じゃない。きのう(6日)は5番でしょ? 5番の方が責任を感じるから。それでも普通通りに結果を出しているから。1番だったら自由に打っていいよと。さらに」

―田宮は今後もホーム、ビジター関係なく1番で起用する可能性があるか
「それはもうピッチャーにもよりますけど。結果だけでなく内容ですね」

―1番でも今まで通りのバッティングを
「いや、それは考えてないですよ。必死なだけで。必死さをただただ期待して1番に。俺、サンフランシスコ(ジァイアンツ)の時、トレードで行って、1番でいくよと言われたんだけど、2ストライクまで打つなと言われていたから」

―待てのサインだったのか
「いや、コーチとかに(直接指示された)。そんなこと言われたらもう…。いやいや、初球、甘くねぇ? と(笑)。初球、真っすぐ1本でいくか、変化球1本でいくか、とヤマを張れるボールだから。それはちょっと…。2ストライクから勝負できるタイプでもないし」

―監督として、1番打者に待てのサインを出すことは
「なんも出してない。全く、全く」

―1番は積極的にいくべきか
「そうそう。自分が狙った球が甘かったら、バッターは振ってタイミングが合ってくるんですよ。見逃し、見逃しでタイミングは合わせづらい。振ってファウルでも、ああこうなってたんだと分かるし。変化球でも泳がされたら、泳がないようにとか。バッティングカウントで狙い球を絞って打ち損じないというのが大事になってくるからね。アウトコースなのか、インコースなのか。インコースを張って、アウトコースにいったら、ああ、来なかったんだ、ぐらいの気持ちでいかないと。やっぱり相手もプロだし、いいピッチャーが多い。どっちつかずだったら真っすぐに詰まるし、差し込まれるし、泳がされるし。だからイメージはブルペン(で打席に立つとき)。『真っすぐいきま~す』と言われたとき、2ボールを自分で想像して。ブルペンだとみんな、タイミングを早く取って見るから。そのゆったり感で。あとはもうパーンと、間を抜けたらいいんですよ」

―1年目のキャンプで田宮を4番にした試合があった。その時から打撃の非凡さを感じていたか
「1年目から言ってましたよ、僕。ただ肘の状態が悪くて。右投げ左打ちでうまくコントロールできないところがあったから。でも治ったので、これはいけるぞと」

―やっぱり良いものは持っていると
「もちろん。僕がまず左バッターで面白いなって思ったのは、田宮くんともう一人…ピッチャーから野手に転向した難波くん。今はいないけど、バットコントロールいいなって」

―田宮が1番だと粘られて、投手心理としては嫌か
「今、(他球団は)弱点を探っている段階じゃないですか、どこも。だってデータがないから」

―スコアラーが調べ上げたときに、どれだけ成績を残せるか
「スコアラーというより、ピッチャーの感覚の問題。あー、ここは打ち損じてくれるな、という感覚の問題で、ピッチャーがピッチャーに教えていく感じじゃないかなと思いますね」

―(自ら)
「ソフトバンク戦、楽しみですね」

―強いから
「いや、強いというより、あの打線に対してどうやって抑えていくのかなと」

―強打者が並ぶ
「ね。見ていておもしろいですよ」

―現時点で策はできているか
「まあまあ。策というか、その日のピッチャーの状態でまた考え方も変わってくるだろうし。両チーム」

―(6日の試合を振り返り)
「隅田くん、良かったですね。右バッターはちょっと厳しいなと思ったから、左を並べた。左はスライダーがチャンスあるかなと。画面で見ていても、真っすぐより腕の振りが速いチェンジアップは、やっぱり、なかなか対応できないですね」

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