コンサドーレ
2025/07/05 17:55 NEW

【プレーバック】J2第22節 札幌1-0山口

スタンドのサポーターに笑顔で挨拶する札幌の選手たち=撮影・松本奈央

■7月5日、札幌・大和ハウスプレミストドーム

9戦ぶり完封で今季初3連勝

 北海道コンサドーレ札幌はレノファ山口FCとホームで対戦し、1-0で勝利。リーグ戦9試合ぶりの完封で今季初の3連勝を飾った。

 10位の札幌は、降格圏18位に沈んでいるものの前回対戦では0-2で負けている山口と対戦。札幌は右サイドハーフで先発したFW白井陽斗(25)が前半6分に相手MF亀川への激しいプレスで警告を受けるなど積極的に前線からプレスを仕掛けていく。元札幌の中山元気監督(43)が率いる山口はパスをつないで攻めながら、守備では素早くブロックをつくって守った。

 前半25分、右サイドバック(SB)で先発したMF高嶺朋樹主将(27)の浮き球パスに反応した白井が相手GKと1対1でシュートを放つなど、札幌が多くの決定機をつくっていく。同33分には15試合ぶりに左SBで先発したDF岡田大和(24)も相手GKが正面のボールをキャッチできないほどの強烈なミドルシュートを放った。

 均衡する時間帯は続いたが、前半終了間際の45分にようやく札幌が先制する。右SBの高嶺が敵陣ペナルティーエリア手前中央やや右まで持ち上がり、利き足ではない右足でミドルシュート。するとその攻撃の起点に絡んでいたFWアマドゥ・バカヨコ(29)がゴール前中央へランニングしていたことが功を奏し、胸付近に当たってシュートコースは変更。相手GKは裏を突かれて反応できず、ボールはゴール右に吸い込まれた。

 前半はそのまま1-0で折り返したが、後半早々にアクシデントが起きる。同5分、自陣左サイド深い位置で相手のクロスが顔面の顎付近に当たった岡田が脳しんとうにより負傷退場。代わってMF田中宏武(26)が左SBに入り、互いに交代枠は一つ増えた。

 後半21分、自陣右サイドから相手のコンビネーションで突破されてグラウンダークロスが入り、MF野寄に至近距離からシュートを浴びたが、3試合連続先発のGK高木駿(36)が右に横跳びしてビッグセーブ。同点の危機を救った。

 ここでケガで離脱していたMF近藤友喜(24)が白井との交代で途中出場して3試合ぶりに戦列復帰。持ち前の突破力でチャンスを演出し、攻撃が活性化していく。

 同34分にはバカヨコに代わったFWマリオ・セルジオ(29)が相手クリアを胸トラップして意表を突くボレーシュート。同36分にはマリオのクロスに近藤が飛び込むも合わず。同43分、アディショナルタイム1分には今度は近藤からの絶好クロスにマリオが飛び込んだが、惜しくも決めきれなかった。

 同アディショナルタイム7分、山口は最後の猛攻で右クロスからゴール前のヘッドにつなげたが、ここもGK高木がファインセーブで死守。札幌は試合終了まで相手ゴールを一つも許さず、虎の子の1点を守りきった。

▼▼▼以下、選手コメントと写真▼▼▼

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい