《SHINJOの信条》すごい打球だったね。何番アイアン、あれ(笑)

■パ・リーグ12回戦 楽天1-7日本ハム(7月4日、エスコンフィールド北海道)
試合後、取材に応じた新庄剛志監督(53)の一問一答は以下の通り。
―(伊藤の交代の原因について)
「伊藤くん、プチ熱中(熱中症)。前回もね、体調が悪くて、丁寧に投げて良かったらしいんですけど、何かおかしいのかな? 急にちょっと来たみたいで」
―フラフラッと
「じゃない? きょう暑かった? 俺は寒かったけどね。まあ、マウンドであれだけ思いっきり投げていたら、何か起こる時もあるし、すぐパッと代えたみたいで。まあ大丈夫だと思いますけど」
―次の登板は
「(投手コーチに)聞いて。やっと水谷くんが調子上がってきたね。すごい打球だったね。何番アイアン、あれ(笑)」
―ドライバーだった
「ホームランはたぶん…ちょっとごめん、ゴルフ詳しくないから(笑)。5番(アイアン)ぐらい? 乗ってきてくれましたね。やっとウチらしい、つながりのある、破壊力のある打線になってくれた」
【水谷瞬 新庄監督の「バットが折れなくなった」に「僕的には折った方が良いと思う」理由は】
―先頭打者本塁打は、流れを呼ぶか
「先頭に、三振はしないでくれというお願いはしています。やっぱり先頭バッターの三振はズルズルズルズルいってしまいそうな感じがあるので、追い込まれたらもうトスバッティングのようにでもいいから、内野ゴロでもいいので、三振はやめましょうという話はしています」
―初回に限らずか
「初回、初回。初回だけ」
―水谷の最近のスイングは
「ポイントが良くなりましたよね。意外と横振りなので、ポイントが狂うとちょっと差し込まれて、ポップフライになるケースが多いんですけど、今はしっかりタイミングを取って、良いポイントで打っているので、あの打球。最近、バット折れていないしね。去年、260本ぐらい折っていたから(笑)。給料が上がって、お金が貯まりだすと折れない。これね、不思議なんですよ。僕も2軍時代、7800円ぐらいでバット買っていたんですけど、まあ折れる。給料が上がると、あんまり折れなくなる。技術も上がってきているんだろうけど。あんまり(最近は水谷のバットが折れるところを)見ないですよね」
―芯で捉える確率が上がってきている
「でしょうね」
―復帰の水野がいい働きをした
「6番で良かったなと。石井くんが早川くんに相性が良かった。でも、上がってきた選手は気合も入っているだろうし、集中力もあるから、打点をつけてくれるかなというところで、打ってくれましたね」

【水野達稀 復帰即スタメンで2点二塁打 リハビリ中は子育ても】
―久々のエスコンで、ファンにいい試合を見せられた
「なんか気分が変わりますね。こっちに帰ってくると、なんか落ち着きが取り戻されるというか、ファンの声援もそうだし。でも、ビジターの方がまだ勝率はいいので、まあ、(五分に)持っていけるんじゃないですか」
【マルティネス 2安打1打点で勝利に貢献 ファンは「原動力」】
―いい開幕戦になった
「ハッハッ。本当だね。もう(きのう話したことを)忘れていた(笑)。やっぱりね、ここからの接戦が、ファンの人たちも楽しいだろうし、選手も楽しいだろうし。気が抜けないじゃないですか。順番が行ったり来たりして、これが1カ月半ぐらい続いて、さあどこが抜け出すかという感じは受けます」
【嫌な流れを断った勝利 これからファイターズ打線を引っ張っていくのは…《鶴岡慎也のツルのひと声》】
―試合前に石井、吉田へアドバイスをするなど、いろいろ見て回っている
「毎年、同じ成績だったら、何か変えないといけない。だから、こういう取り組み方をしましょうということを伝えて。じゃないと、もうずーっと同じだったら(ダメだから)。しっかりとそういう危機感を持って。試合に出ているんですから。やっぱりね、練習で変えてもあんまりね、僕の中では意味がない。生きた球の中で、取り組んでいることをやって、結果が出たらつかみ始める。その方が僕は早いと思う。練習ではできるんですよ。生きたボールじゃないので。いい感じでも試合になると、どうしても差し込まれたり。だったら練習からちょっと前に立つとか、いろんな工夫をして、試合になったら何も考えずに。いつも言うように、練習で試合のようにやらないといけないので。ちょっと間がほしいということは伝えました。早くタイミングを取って、間をつくり、見極めて振る意識はさせています。石井くんがまたね、もうすぐ春かな? (石井が得意な)春っていう意識にさせないとね(笑)。もうちょっとクーラーをかけてもらって。石井くんが打つと、打線になるから。セカンドで長打がある選手は魅力だし」
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