石水社長と親交あるグラフィックホールディングスとオフィシャルトップパートナー契約締結式
スポンサー契約締結会見に出席した(左から)石水社長、DF中村、グラフィックホールディングスの山本代表取締役=撮影・松本奈央
熊本戦からユニホーム左袖にロゴ
北海道コンサドーレ札幌は28日、オフィシャルトップパートナーに加わったグラフィックホールディングスとの契約締結式を熊本戦前の札幌・大和ハウスプレミストド-ムで行った。契約は1年間で、同日の熊本戦からユニホームの左袖にロゴが入った。トップカテゴリー契約はこれで10社目。
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厳しい状況だからこそ支援を決断
締結式には、石水創代表取締役(43)、同社の山本壮一代表取締役(44)、左膝負傷で離脱中のDF中村桐耶(24)が出席した。山本社長は「今回はシーズン途中っていう異例の形ではありますけれども、パートナーに就任させていただきました。地元の札幌発祥の会社なので、札幌に拠点を置くクラブのご支援をさせていただくことは非常に光栄。正直、コンサドーレは今、そんなに緩くない厳しい状況であるからこそ、私たちがご支援の申し出をさせていただいた」。締結後、試合前のピッチ上でサポーターにもあいさつした。
10年来の経営者仲間 同世代がこれだけのチャレンジをしている
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7年越しの実現だ。山本社長は石水社長とは経営者仲間として10年来の親交がある。「石水社長をはじめとして、コンサドーレの大改革、チャレンジ、そういったスピリッツにすごく感銘を受けた。同じ北海道で同じ北海道の経営者で、さらに同世代の経営者が、これだけのチャレンジをしているということに対し、ものすごくシンパシーを感じたってのが一つ大きな要因になってます」。
VIPラウンジでのサービス提供
同社は主に訪日外国人旅行者向けに、国内でレストラン経営を展開。「私たちの主要は食なんですけども、食とスポーツは非常に親和性が高い。会場内のVIPラウンジのサービス提供を通じて、観戦に来ていただいてる来場者の方々の観戦価値の向上に寄与したい。そこを皮切りに、様々な形で、クラブへ貢献したいと考えてますし、私たち自身もクラブに貢献することで成長していきたい」。

コロナ前にも検討
2017年、18年頃、インバウンド需要を狙ってタイにも進出。当時、「チャナティップ選手がいた時に一回、スポンサードを検討したタイミングでコロナに入ってしまって」。コロナ禍で業績は低迷したが、今では年商50~60億円企業に成長。「コロナが明けたら、必ず一緒にタイアップしたいとの思いがあった。今回、皆さんの応援のおかげで、会社としては復活することができたので、このタイミングでということで」。石水社長に交代したことも追い風となって、早速、トップ同士の交渉で新たな支援者を獲得した。
中学で元札幌の佐賀一平さんと同期
山本社長は札幌市出身。サッカーをしていた札幌羊丘中時代は元札幌の佐賀一平さん(45)とチームメートだった。「(当時は)サッカーで芝生を踏めなかったけど、さっき芝を踏ませてもらって、違った形でサッカーに関わられたのはすごく嬉しい。北海道にプロチームがあるって、サッカー選手だけじゃなくてクリエイターにとってもすごいプラス。北海道にいてもちゃんと日本のトップで活動し続けられるっていう土壌があるのは本当に大切なこと。コンサドーレはプレーヤー、クリエイターの光じゃないですか。だから輝き続けてほしい」。1年でのJ1復帰のために戦う赤黒戦士に、力強い仲間が加わった。

■会見に出席したDF中村桐耶(24)
「シーズン途中という形でありますが、僕たちのオフィシャルパートナーになっていただき本当にありがとうございます。こうして左袖にかっこいいロゴが入ったということで、よりかっこよくなったユニホームとともに、J1昇格という目標に向かって、皆様の思いを一緒に背負って戦っていきたい」

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