【一問一答】万波中正 出場5試合ぶり安打が決勝弾 2試合欠場も「いい時間だった」
二回無死一塁、先制の2点本塁打を放つ万波=撮影・中川明紀
■セ・パ交流戦1回戦 日本ハム4-1巨人(6月17日、東京ドーム)
日本ハムの万波中正外野手(25)が17日、東京ドームで行われた巨人戦の二回に右中間スタンドへ今季13号の2ランを放った。終わってみれば、この本塁打が決勝点。打撃の状態を崩して2試合連続で欠場するなど、苦しんできたが、豪快に復活ののろしを上げた。試合後の一問一答は以下の通り。
―二回の2ランを振り返って
「すごい良いホームランだったなと思います。結果的に決勝打になりましたし、場面もバッティングとしても素晴らしい1本だったかなと思います」
二回無死一塁、先制の2点本塁打を放った万波=撮影・桜田史宏
―最近、安打が出ていなかったが、どんなイメージで打席に入ったか
「早く出したい気持ちはありましたけど。試合に出たり出なかったりで、(凡退していたのは)10打席ぐらいだったので、そこまで悲観的にはならずに。1週間、ヒットが出なかったので、長くは感じましたけど、そこまで自分で悪いと思い込みすぎないように。そういう意識は持って。あとはトレーニング、練習でいろいろ修正しようとしてきたので、そういった取り組みがいい形で出たかなと思います」
―2試合続けてスタメンを外れ、思うところがあったか
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「そうですね。でも、冷静になって振り返ってみて、代えられた試合からバッティングの感じはかなり良くなかったですし。出ない間にいろいろ考えて、新たな気持ちで。日曜日からオフを挟んできょうを迎えられたので。自分を見つめ直すという意味で、いい時間だったなと思います」
―いろいろ考えたとは
「本当にいろいろですけど、どうやって次に打つか。最終的にそこに頭が向きましたし。2試合続けて出ないというのは、(ここ数年では)なかなかなかったことだったので、もちろん悔しかったですし、いろいろ思いましたけど、もっと引きで見られたら、たった2試合か、というふうに思えたので。心境の変化としてはそれがでかかったのかなと。全試合出場がなくなったときは、入り込みすぎていたし、自分の中で大事な目標だと思っていたので、考え過ぎてしまった部分がありましたけど。でも2試合外れて一回、冷静になるタイミングもあって。そうしたら、全然たいしたことないじゃん、と思いました。なぜ、それで一喜一憂していたのかなと思うくらい、今は一歩引いて考えられるようになってきたかなと思います」
―この一発がいい方向にいけば
「そうですね。いい1本だったと思います。結果だけではなく、内容としてもすごく良かったなと。いいきっかけにしたいですし、自信にもして頑張りたい」

―東京ドームでプレーしてどう感じるか
「やっぱり楽しいですね。入った瞬間、東京ドームだと何回やっても思いますし。間違いなく僕が一番見に来た球場。プロ野球を一番感じられる場所かなと思います」
―東京ドーム初ホームラン
「オープン戦とか、国際試合とかで打っていたので、あまりそんな感じではなくて。とにかくいいイメージが個人的にあるので、やりやすいです、好きですね」
―結果が出ていなかった時期は、どこが悪かったか
「ヤクルト戦でフェンスに突っ込んでから、左足がうまく踏み込めていない感じというか、(体重が)乗り切れていない感じがずっとあって。打ちに行ったときに左足が抜けてしまうというか、我慢したいのに我慢できないような。日々、良くするためにいろいろやっていますけど、徐々に改善できて。きょうは完全に足をしっかり踏めて、押し込めた打球だったので、良かったです」
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