ファイターズ
2025/05/10 21:10 NEW

万波中正〝不動心〟で2発6打点「野球に関しては動じなくなった」過去には涙した試合も

五回無死満塁、逆転の本塁打を放った万波(右)=撮影・松本奈央

■パ・リーグ7回戦 楽天7-8日本ハム(5月10日、エスコンフィールド北海道)

 圧巻の2発―。北海道日本ハムファイターズの万波中正外野手(25)が満塁弾含む2本塁打6打点をマークし、チームを逆転勝利に導いた。5月は8試合で4本塁打と荒稼ぎしており、ここまで積み上げた9本のアーチはリーグ単独トップの数字だ。「間違いなく上向き」と話す大砲が、量産体勢に突入した。

「すげーうまく打てた」自画自賛の8号2ラン

 雨模様の1日となったが、チームの主役が美しい放物線を2本描いた。まずは1点リードの二回無死一塁。楽天の先発・古謝の投じた初球の外角直球を完璧に捉え、8号2ランを右翼ブルペンに突き刺した。コースに逆らわずはじき返し、ファウルにせず、引っかけることもなかった一打を「すげーうまく打てたなと。下半身の使い方も、もちろんのバットの軌道も、全部がうまくいかないと打てないような当たり」と自賛した。

二回無死一塁、2点本塁打を放つ万波=撮影・宮永春希

 

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 そして、本拠地が興奮のるつぼと化したのは2点ビハインドの五回だった。無死満塁の絶好機で第3打席、1ボールから楽天・松井のカットボールを強振。高々と舞い上がった打球はそのまま左翼ブルペンに着弾した。楽天・村林も四回に満塁弾を放っていたが、お返しとなるグランドスラムで一気に試合をひっくり返した。ただ、万波は表情を変えることなくダイヤモンドを1周していた。

前日9日途中交代も「ずるずるいったら良くない」

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