【一問一答】達孝太 今季3勝目 試合中の修正に成功「イメージはダルさんのフォームをまねしたような」
3勝目を挙げた達=撮影・松本奈央
■セ・パ交流戦1回戦 ヤクルト1-3日本ハム(6月10日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの達孝太投手(21)が7回無失点の快投を見せ、今季3勝目を挙げた。ヒーローインタビューと試合後の一問一答は以下の通り。
【ヒーローインタビュー】
―投球振り返って
「本当に(伏見)寅威さんのサインにうなずいて、ボールを投げただけです(笑)」
―六、七回のピンチで三振を奪った
「あそこの場面は三振を取りにいったので、取れて良かったです」
―打撃でも伏見の援護があった
「もう打ってくれると思っていたので、そのまま打ってくれて良かったです」
お立ち台で笑顔を見せる達(左)と伏見
―チームは北海道移転後1500勝目。気持ちは
「ファイターズが北海道に移転してから初めての試合が僕の誕生日で、その1500勝の節目に僕が勝てて良かったなと思います」
―ファンへ
「次は完封したいと思うので、よろしくお願いします」
【試合後の囲み取材】
―投球内容を振り返って
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「序盤はちょっと良くなかったので、どうにか修正しようと思いながら2イニング目もいって、うまく修正できなくて。加藤(投手)コーチといろいろ話しながら、3イニング目からはしっかり修正できたので、そこはきょうの一番大きな収穫かなと思います」

―フォークはどうだったか
「まあ、(出来は)6割ぐらいじゃないですか。三振がきょう6個なので、イニングの数は最低、取りたいなと思っていたので、あんまり納得はいっていないですね」
―試合中に初めて修正できたとコメントしていた。要因は
「もう割り切って、大胆に変えてみようと思っていったら、うまく修正できましたね」
―変えたのはフォームやメカニックの部分か
「そうですね。感覚的なものも、フォーム的なところも、自分の中では思いっきり変えました」
―試合中に変えるのは勇気がいること
「勇気はいりますね、はい」

―なぜできたか
「このまま投げていても、たぶんうまくいかないだろうなと思ったので、そこは割り切って、良いようになると思い込んでやりました」
―具体的には
「ちょっと開きが早かったので、ちょっとグローブを横に出すイメージで、勝手に開くのを我慢させるイメージですね」
―壁をつくるイメージか
「そうですね。イメージはダルさんのフォームをまねしたような感じで。きょうはうまく修正できましたね」
7回無失点で3勝目を挙げた達=撮影・井上浩明
―節目の勝利が懸かっていた。どんな気持ちだったか
「きのうはそれを結構、意識していたんですけど、きょうは忘れていましたね(笑)」
―いつも通り
「そうですね。いつも通り投げられて、試合が終わって(記念の)ボードがあったので、忘れてた!と思いながら」

―チームの歴史に名を刻んだことについては
「なんか、うれしかったですね。自分が生まれた日に、北海道で初めてファイターズが試合をしたと聞いていたので、その節目の1500勝を自分が勝てたのはうれしかったですし、勝てる気しかしなかったですね」
―スタミナ面も余裕があったと。完投、完封が見えてきたか
「そうですね。前回より(球数は)1球差ぐらいですけど、全然、疲労感的には軽いので、そこはすごい良い部分なんじゃないかなと思います」
―トレーニングの成果か
「慣れもあると思いますし、トレーニングももちろんあると思います」

―おじいちゃん、おばあちゃんが来ていた
「来ていました、はい。滋賀県からフェリーに乗ってきていたので、勝てて良かったです」
―新庄監督が、テンポが早くなって再現性が上がってきたと。意識は
「いや、そこはあんまり意識してないですかね。やっぱり良いピッチングをすると、テンポが良く見えるんじゃないですか。そういう気がしますけど」
