コンサドーレ
2025/06/13 07:00

経験豊かな新加入選手は即戦力として結果を残してほしい《河合CRC竜の眼》

 

目標に対して物足りなかった前半戦

 時間の流れは早く、前半戦は今治戦(15日、プレド)を残すのみとなった。今回のコラムでは約2週間の中断期間を節目と捉え、これまでの戦いを振り返りたい。6勝3分け9敗でリーグ12位の現状は、1シーズンでのJ1昇格を狙う上で決して満足できるものではない。チーム全体の戦い方、選手のパフォーマンスの両面で納得いく結果を得られていないと感じている。

 開幕直後の4連敗が、大きな負担となってのし掛かっている。開幕戦(vs大分)は前線のケガ人を除き、練習試合で結果を出した選手がメンバーに選出された。前半は非常に良い流れを見せたシーンもあったが、絶好機を逃したことで歯車が狂い始めた。タラレバになるが、ワンプレーがシーズンの流れを左右することもある。決めるべきところで決めきれなかった〝あの1点〟が、現在の順位に反映されている。

メンバー固定できず不安定な戦いに

 連敗中は選手を大幅に入れ替えながらゲームに臨んだが、結果的にチームのバランスが不安定になってしまった。新体制となって戦術が浸透していない状態で、違う組み合わせを試すことが悪い方向に作用した。出場機会をもらえた選手が大チャンスを生かし切れず、なかなかレギュラーを固定できなかった。前半戦は総じて、チームよりも個の部分でやられてしまった印象だ。

 組織としてのパフォーマンスにも疑問符が付く。DF陣が最低限のやるべきことを守れなかったことが、これだけ失点が多い(リーグワースト3位、29失点)要因の一つになった。1本のパスで簡単に背後を取られるし、致命的なミスも多かった。若い選手が多く起用されているので致し方ない部分もあるが、もったいないミスが多すぎた。

特別登録期間に即戦力3選手を補強 宮の縦パスは元札幌の福森を彷彿

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