コンサドーレ
2025/06/07 18:30 NEW

西野奨太が盟友との別れに号泣 2人で交わした約束は「今度はお互いに、高みで会おう」

6日の練習でDF馬場(左)と会話しながらパス交換するDF西野=撮影・宮西雄太郎

■6月7日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

 北海道コンサドーレ札幌のDF西野奨太(21)が7日、札幌市内で行われた全体練習に参加し、第19節・今治戦(15日、プレド)へ向けて調整した。クラブはこの日、DF馬場晴也(23)がJ1柏へ完全移籍することを発表。盟友との別れを惜しんだ西野は「絶対に昇格しないといけない」と、J1舞台での再会を誓った。

【札幌が正式発表 馬場晴也がJ1柏へ完全移籍】

DF馬場との別れを惜しんだDF西野(中央)

 

「家族以上の存在」言葉を発する前に…

 こみ上げる思いを、抑えきれなかった。前日6日。馬場は宮の沢での最後のトレーニングへ臨む前に、クラブハウスで仲間たちにあいさつした。「家族以上の存在」という大親友が別れの言葉を発する前から、涙腺は崩壊していた。

 「泣かないようにしていたけど、あいさつの時間が近づいてきたら…。まだ何もしゃべってないのに僕が泣き出してしまった。それを見てバビー(馬場)も、もらい泣きしていた。彼はただのチームメートじゃない。家族以上に何でも打ち明けられる間柄。隠し事が1つもなく、お互いの意見を真っすぐに、嘘偽りなく話してきた。久しぶりに大泣きしてしまいました」

【馬場晴也 J1柏に完全移籍へ「自分が成長し、目標に向かうため」】

今思えば、あれが最後のパス交換

 その日の2人は全体練習終了後もピッチに残り、ほんの少しだけ言葉を交わしながらボールを蹴り合った。「普段から2人でパスを始めることが多かった。いつもの感覚でボーっとした感じで蹴っていた。今思えば、あれがバビーとの最後のパス交換でしたね」と共有した特別な時間を、しみじみと振り返った。

6日の練習でDF馬場(左)と会話しながらパス交換するDF西野

 

 2023年に札幌へ加入した馬場は、ピッチの内外で大きな影響を与えてくれた。出会って間もない頃に受けた衝撃を、西野は今でも忘れていない。

彼は誰よりも走っていた

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