大学・社会人野球
2025/06/09 21:45 NEW

北海学園大が46年ぶり勝利 159キロ右腕・工藤泰己はほろ苦の全国デビュー【全日本大学選手権】

北海学園大先発の工藤=撮影・中川明紀

■全日本大学野球選手権大会(6月9日、東京・神宮球場)
▽1回戦 北海学園大5-4上武大

一回に無安打で先制許すなど4失点

 4年ぶり21度目出場の北海学園大が、優勝経験もある上武大に5-4と逆転勝利で16強入りした。先発した侍ジャパン大学日本代表候補の159キロ右腕・工藤泰己投手(4年)は一回に2つの四死球でピンチを迎え、無安打での先制を許すなど、四回途中4失点(自責3)で降板した。それでも救援した木村駿太投手(4年、札幌国際情報)と高谷舟投手(4年、札幌日大高)が無失点継投。すると2本の本塁打など3年生がバットで援護した。最後は4-4の九回に相手失策の間に決勝点を挙げ、8強入りした1979年以来の全国1勝を挙げた。11日の2回戦では佛教大と対戦する。

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北海学園大先発の工藤

 

逆に自分にとってプラス

 159キロ右腕がついに全国デビューを果たした。北海高では2度、甲子園に出場も、登板機会はなかった。北海学園入学後、7季目で初めての神宮のマウンド。この日最速は155キロをマークするも、四回途中4失点。ほろ苦い結果に終わったが「一、二回に先頭打者をフォアボールで出してしまったっていうのが一番の問題。そのあと、ズルズル流れを持っていけなかったので、先頭打者の入りが一番の問題。悔しい結果になったことが逆に自分にとってプラスというか、もう一回、気を引き締めて頑張るっていう気持ちになれたので、そういう意味で考えると良かった」。中1日で迎える2回戦へ、切り替えた。

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