ファイターズ
《ハム番24時》6月7日

DeNAとの3連戦の舞台になっている横浜スタジアム。この球場への憧れを、矢沢は強く抱いていた。「僕はハマスタで野球をやりたくて、神奈川の高校を選んだので」。東京出身ながら、進学先に選択したのは神奈川の藤嶺藤沢高。甲子園出場経験もある強豪校で、ハマスタでの決勝戦、そしてその先を目指したが、残念ながら3年間で、憧れの舞台に立つことはかなわなかった。
その後に進学した日体大で、ハマスタでの試合を初めて経験。「うわ、これがハマスタか」という思いは抱いたものの、「大学野球って意外と観客がいないんですよ。だからあまり〝ワァー〟ってならなくて」
「神奈川の高校野球は満員なんですよ。あの中でやりたかったな、というのはありますね」。高校生としての夢はかなえることはできなかったが、前日6日には、球場史上最多となる33860人が来場した中で代走として出場し、見事に盗塁を決めた。「(球場の雰囲気が)プロ野球って感じでした。(残りは)土日のデーゲームなので、もっと人が入るかなと思うので、楽しみですね」。プロ選手として足を踏み入れた憧れの舞台。この地できっと、矢沢が大活躍を見せてくれるはずだ。
