■パ・リーグ１０回戦　日本ハム１－２楽天（５月２４日、楽天モバイルパーク宮城）

　日本ハムの矢沢宏太投手兼外野手（２４）が、けがから復帰後初の安打を放った。４月１６日のロッテ戦（ＺＯＺＯマリン）の守備で、左翼フェンスに激突。左膝などを負傷し、戦線を離脱した。５月２０日に１軍再昇格してから６打席凡退していたが、この日の第３打席に右前打をマーク。一塁で手を叩き、笑顔を見せた。一問一答は以下の通り。

―復帰後初ヒットが出た。気持ちは
「出て良かったですけど、チャンスでの凡退もあったので。１打席目は、そこまで悪くなかったかなという感じですけど、もっといかないとなと思います」

―安打の後は、一塁で手を叩いて感情を出していた
「そうですね。セーフティーだったり、バントのサインが出るかなとも思っていましたし、きのう、きょうの打席を見ていたら、代打でもおかしくない。それでも（バントも代打も）出なかったので、そこは『ありがとうございます』と思いながら、打席に立ちました」

―きのう、左飛をフェンス際で捕球した場面は、負傷した状況と似ていた。頭をよぎったか

「そうですね。あれ、これ前と一緒だなみたいな感じで思いながら、あんまり（打球に）勢いはなかったので、探りながらいって、良かったです」

―負傷した日の夜は、どんな気持ちで、どう過ごしたか
「本当に歩けなかったので、膝もすごい腫れていて、『これは何カ月も野球ができないんじゃないかな』と思いましたね。３日間ぐらいはやばいなと思っていました。そこからは一気に良くなったので、良かったです」

―落ち込むことは
「あんまり落ち込んではないです。ここは休む時だなと思って、思いっきり休んで、リカバリーにという感じでした」