アマスポーツ
2021/12/27 14:34

全国高校バスケ 駒苫無念…次こそ8強狙う

3人に囲まれる駒大苫小牧のティオウネ(中央)。得点源が徹底マークされた((C)JBA)

■全国高校バスケットボール選手権 第4日(26日、東京体育館)

 男子3回戦が行われ、駒大苫小牧が71―78で正智深谷(埼玉)に敗れた。相手の強固なゾーンディフェンスに苦戦し、ゴール下への攻撃を阻まれた。それでも最大13点差を5点差まで追い上げるなど意地を見せた。8強入りこそ逃したが、2年連続2度目の挑戦で初勝利を含む2勝。この経験を来季につなげる。

第3Qに一時逆転 終盤粘り見せるも…

 目標としていた東京体育館のメインコート。準々決勝にあと一歩、届かなかった。駒大苫小牧の田島範人監督(46)は「ハードルの高さを肌身で感じたと思う。その高さを忘れないで1年間活動できれば、次は絶対にメインコートに立てる」と前を向いた。
 何度も引き離された。折れそうになる心を奮い立たせた。3点ビハインドで迎えた第3Q(クオーター)。一時逆転に成功したが、そこから連続14失点。一気に12点差をつけられた。
 2回戦で26得点15リバウンドと活躍した205センチのセネガル人留学生Cティオウネ・ババカル(2年)は封じられ、思うように得点を重ねることができなかった。その分、シューター陣が奮闘。第4Qの残り52秒でSF大山未南斗(2年)が5点差に迫る3点シュートを成功させるなど、最後まで粘った。
 敗れはしたが、主力の2年生が大舞台で二つの白星を経験した。大山は「勝ち上がれば、相手もどんどん強くなる。もっと強化しなければいけない」。高い目標を掲げ、たくましく成長し、再びこの舞台に帰ってくる。(西川薫)

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