【一問一答】達孝太 自己最長7回無失点8Kも「チームが勝たないと意味がない」(加藤投手コーチのコメント付)
7回無失点と好投した先発の達=撮影・松本奈央
■パ・リーグ7回戦 日本ハム1-2ロッテ(5月18日、ZOZOマリンスタジアム)
日本ハムの達孝太投手(21)が、今季2度目の登板で自己最長の7回を投げ、2安打無失点、8奪三振と躍動した。チームは延長十二回にサヨナラ負けを喫し、2勝目はお預けとなったが、首脳陣は右腕の投球内容を絶賛。先発ローテーションの都合上、一度登録を抹消されるが、次の1軍登板は確約された。試合後の一問一答、加藤投手コーチのコメントは以下の通り。
―内容を振り返って
「うーん。前回より長いイニングを投げて、三振も多く取れたので、その点に関しては良かったなと思います」

―気になった部分もあったか
「フォアボールが2個とも安田さんだったと思うんですけど、めっちゃ投げにくかったので、そこの原因を探れたらいいなとは思っています」
―7回無失点だった一番の要因は
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「真っすぐもフォークも良かったので、そこをうまく使いながら、カット、スライダー、チェンジアップもなかなか良いところに決まっていたので、どの球種でもカウントが取れて、最後決めるのは真っすぐとフォークみたいなイメージで、投げられたことが良かったなと思っています」
―同じ球種で、球速帯を変えたりもしていた
「そうですね。ラインが出ていないときは、うまく調整しながらバランス良く投げたり。きょうは、特にカットが良かったかなと、個人的には思います。カットで三振も、初めて取ったんじゃないかなというぐらいなので、その感覚は良かったです」
―フォークは前回良い感覚をつかんだと。今回もそれが出たか
「そうですね。前回から、良いままきょうの登板に入れたので、その部分は良かったです」
―七回裏に、加藤コーチとベンチで話していた。どんな内容か
「『まだ行けるやろ』って言われました(笑)。きょうはとりあえずここまでと言われたので、はいと言って」
―まだ行けたか
「気持ちは、はい。投げてみたいと分からないですけど、気持ちでは行けたなと思います」

―白星がつかなかったことは、どう消化するか
「勝てなかったことがね。勝たないと意味がないので、本当に。チームが勝たないと意味がないので。自分に白星がつくかどうかはコントロールできないですけど、自分が投げた試合で勝てなかったことは、あんまり良くないことなんじゃないかなと思います」
―抹消になるが、早めに投げたいか
「そうですね。投げさせてくれよ、という感じですけど(笑)。いろいろな意図があって、自分の成長にもつながるような登板間隔にしてもらっているのかなと思いつつ、時間がある分、調整する時間はいっぱいあるので、しっかり調整して上がって来いよという意味だと捉えて、切り替えてやりたいなと思います」
―(運を)持っていなかった
「持っていなかったですね(笑)。持っていないですね。まあまあ、そうですね、うん、持っていないですね。言われるやろなーと思っていました(笑)」
■加藤投手コーチ
「何の注文もないです。何でもストライクが取れますし、真っすぐは速いですし、クイックなり、けん制なり、ルーキーの時から課題とされていたことを1個ずつ消化していって、今があると思う。本当にこれは、また絶対早いうちに、チャンスをあげないといけない。十分、戦力になる投球なので、そこはすごく評価しています。きょうみたいなピッチングができたら、どこが相手でも結果が出る。もう一回、ローテーションを考え直して、また次、近いうちに。今の先発ピッチャー陣の中でも状態は良い方だと思いますので、これを投げさせない手はないと思いますし、また考えます」
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