コンサドーレ
白井陽斗が大切にする両親の教え 今季無得点も「関西人はへこたれない。絶対に言い訳しません」

■5月14日、札幌・白旗山競技場
北海道コンサドーレ札幌は14日、札幌市内で第16節・富山戦(17日、プレド)へ向けて全体練習を行った。前節のいわき戦で後半34分から途中出場したFW白井陽斗(25)は、短い出場時間の中で多くのチャンスに絡むも無得点。「過ぎたことを、いくら考えても取り戻せないので意外と吹っ切れている。今の考え方次第でプレーは変わると思う。次は信頼を取り戻せる一発を決めたい」と、今季初ゴールへ闘志を燃やした。
宮の沢が芝生養生のため白旗山で練習
宮の沢白い恋人サッカー場の芝生養生期間に伴い、チームはこの日から白旗山競技場に練習の場を移した。フレッシュな気持ちでトレーニングに臨んだ選手たちは、2対2の対人戦や6対6のミニゲームで精力的に汗を流し、次節への準備を進めた。
いわき戦で決定機を逃した白井は、叱咤の声を力に変えて猛アピールを誓う。前節の試合後には「叩かれました」と、プレーに対する多くの厳しい意見が自身の元に届いたという。
「結果が全てなので仕方ない。それだけ100%で応援してくれている、ということだと思う。関西人はへこたれない。僕には打たれ強い大阪の血が流れているので、それも糧にします。あの短い時間でチャンスに絡んで、ボールに関われたのはポジティブなこと。自分が決定機を外している試合は、チームも苦しいゲームになっている。自分が鍵になると考えて、次は決めきりたい」
今季は先発した3試合を含め、リーグ戦9試合に出場。チャンスを与えられながらもゴールを奪えていない現実に、もどかしさを覚えている。右サイドでの起用が増えるなど点取り屋にとって本意ではない日々を過ごすが、白井は言い訳一つせず訪れた試練に立ち向かう。