【一問一答】山本拓実 1カ月ぶり1軍昇格「自分の形を見つけて帰って来られた」
1カ月ぶりに1軍昇格した山本拓=撮影・松本奈央
日本ハムの山本拓実投手(25)が9日、エスコンフィールド北海道で行われる楽天戦に合わせて1軍に昇格した。今季は開幕1軍入りも安定感を欠き、4月6日に登録抹消となっていた。2軍での再調整を経て自信を取り戻した右腕は、チームのために力を尽くす。試合前、取材に応じた一問一答は以下の通り。
―このタイミングで1軍昇格
「抹消されて10日たった時点で、いつでも上がれるように準備していたので。いい準備ができていると思います」
―2軍で取り組んできたことは
「体のバランスが崩れた部分があって、そこを見直しつつ。いずれにしても10日間は上がれないので、もう一度、体をつくって。走り込みとトレーニングから見直してやってきました」
福谷(左)とトレーニングする山本拓
―疲労の蓄積があったか
「疲れるほど投げていないですけど、去年も開幕直後はあまり調子が良くなかったです。そこは違うアプローチをしてみたんですけど、今回もあまりうまくいかなくて。もう一度、つくり直すつもりでやってきました」
―1軍にいると走り込みはなかなできない
「今しかできないことをやろうと思って。走り込みもそうですし、配球、フォームの見直しもそうですし、できることをしっかりやろうと思って取り組みました」
―昇格を伝えられのは
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「(7日の)1軍の試合後です」
―生田目の負傷もあった
「試合を見ていて生田目さんがけがをして歩けていなかったので、もしかしたらあるかもしれないと思っていました」

―ブルペンでどんな役割をイメージしているか
「どこで投げろと言われても準備はできていますし、どんな場面になってもびっくりしないように自分のピッチングができればと思います」
―配球はどう見直したのか
「落ちる球をあまり使えていなくて、『数字的にはいい球だから、もっと使っていいよ』と金子コーチから言われて。『ファームでは打たれてもいいから思い切って使ってみよう』ということで、バッターに対する攻め方の幅をもっとつくれるようにと意識してきました」
―生活の拠点が北海道。2軍調整中は夫人と離れ離れだったか
「それがある意味、モチベーションになる。鎌ケ谷だと寮生活。早く家に帰りたければ、頑張らないといけない。いいモチベーションになっています」
―きのう、久しぶりに自宅に。夫人とはどんな会話を
「抹消される時も『そんなに時間がかからないでしょ』と言われて。そういう圧のかけられ方を(笑)。その通りになって良かったなと思います」

―1軍でどんなピッチングをしたいか
「ファームでやってきたことを信じてやるだけ。思い切ってやりたいと思います」
―北海道は寒い
「向こう(鎌ケ谷)は半袖で出られるぐらいになったので。そんな中でいっぱい投げていっぱい走ってきて、しっかりと自分の形を見つけて帰って来られたと思っているので、ここからチームのためにどんな場面でもしっかり腕を振りたいと思います」
