ファイターズ
2025/05/05 20:45

球団史上初の2軍継投ノーノー 孫易磊が6回好投、最後は山本拓実が3人締め

チームメートとハイタッチする山本拓(左から2人目)=撮影・工藤友揮

■イースタン・リーグ7回戦 ヤクルト0-5日本ハム(5月5日、鎌ケ谷スタジアム)

 日本ハムは先発の孫易磊投手(20)が、6回無安打、2四球に抑える好投で無失点に抑えると、2番手の山本晃大投手(26)、3番手のアニュラス・ザバラ投手(28)もパーフェクトリリーフ。最後は山本拓実投手(25)が九回を3人で片付けて、4投手による継投でのノーヒットノーランを達成した。イースタンリーグでの日本ハムのノーヒットノーランは、2003年4月30日西武戦の江尻慎太郎以来22年ぶり。継投での達成は球団史上初めての快挙となった。

3500人超の観衆が大喜び

 ゴールデンウイーク期間中ということもあり、3500人を超える大観衆が詰めかけた鎌ケ谷スタジアム。好天にも恵まれ、ファンたちが歴史の目撃者となった。

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 歴史の扉に手を掛ける快投を見せたのが、今季4度目の先発登板となった孫だった。「きょうは全部質が良かった」と語る150キロ前後の真っすぐを中心に、ヤクルト打線に付け入る隙を与えない。三回に先頭打者を四球で歩かせると、犠打で1死二塁の場面をつくられたが、後続を絶ってピンチ脱出。五回にも1死から四球を許したが、盗塁を試みた一走を進藤が刺した。台湾の至宝は女房役にも助けられながら、スコアボードに0を刻んだ。

先発の孫易磊が6回を無安打に抑える

 

自画自賛する六回の会心投球

 そして「自分の中で一番良かった。一番球が速かったです」と振り返るのが、最後のイニングとなった六回の投球内容だ。力強いストレートで2者を外野フライに打ち取ると、最後の打者は変化球で空振り三振に斬って取った。この日4個目の奪三振で、73球の力投を締めくくった。

最後を締めたやまーんの心中は…

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