《磐田戦前日》今のチームが見せている姿勢、空気感は少し前までとまるで違う
■5月5日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
―練習場に多くのファンが来場。大きな期待を感じる
「一番は勝ちきることで、サポーターの皆さんが喜んでくださると思います。選手に関して言うと、勝つというのは最後の結果でしかない。そこに至るまでのワンプレー、ワンプレーに集中して心を込めて全力で戦う姿を見せることが、最終的に勝つ可能性を上げることになる。勝てなかったとしても、姿は届くと常に言い続けています。最近は毎試合、そんな試合を見せられるようになってきている。また継続してやっていくことですね」
【中村桐耶 総力戦で難敵撃破へ「直接、得点につながるチャンスを」】
―ゴールデンウイークの思い出は
「いつも試合しかしてないですね。サッカーをやっている人はみんなそう。高校の時は何らかのフェスティバルに行って、大学でも連戦でした。プロに入れば、よりこんな感じです(笑)。そんな記憶しかないですね」
―サッカー漬けの日々
「そういう人生になりましたね。世間の休みは、だいたい仕事。それが日常です」
【道新スポーツ全部読める 2千円お得な年払い】
―ジュビロに抱くイメージは
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
「この連戦を戦ってきた相手と同じようにJ2の中でトップの選手層だと思います」
―練習前に選手たちへ総力戦と言葉を掛けていた
「ゴールデンウイークの連戦が始まる前も中4日でしたが、ジュビロ戦までを1つの区切りとして4連戦という言い方をして、選手たちに準備させてきた。対戦相手のレベルも非常に高い4連戦。ここの戦い方や、どれだけ通用するかは一つの試金石。その面では3試合で、望んでいたほどの勝ち点は稼げてませんが、3試合とも五分以上の手応えを持って試合を進められている。あとは勝ちきらせること。山形戦は一つクリアしましたが、ジュビロ戦まで持って行ければ、理想的な勝ち点ではないけど、チームとしてまとまっているという手応えを得られると思う。最後に良い締めくくりをしたい」
―中2日の試合。ピッチ上で戦術などを確認することはできなかった
「ピッチ上で確認することって、現場の感覚で言うと、実はあまり意味がないことが多い。そもそもトレーニングで確認しても、相手はジュビロの選手ではありませんから。再現しようとしても、試合になると効果がなかったりすることが多い。逆に割り切ることができて、やりやすいです。今のチームが見せている姿勢、空気感は少し前までとまるで違う。それを大事にするという面では、試合が重なるのは良いこと。継続的に試合をすることで、より固まることがたくさんある。コンディションは後半に苦しくなるところが出てくると思うので、選手交代ややり方をどう変えるかが連戦のポイントになる」
―直近3試合で勝ち点4。4連戦の勝ち点はどれぐらいをイメージしていたか
「勝ち点計算は短期間ではしてません。自動昇格を争うのであれば試合数×2と、ずっと言い続けている。(開幕から)4連敗した後、大宮戦に入るまではそうなっていた。そこから少しペースが落ちてますので、ここで勝って7でも足りない。ただシーズンはまだ先が長い。この4連戦は戦い方がどれぐらい通用するかがポイント。選手層があるチームは判断なくボールを蹴ってくるチームが少ない。逆に言えばチームとしてはやりやすく、キャンプで準備したものが出やすい。分析もしやすいので、ここの連戦で手応えを持って行ける。夏場以降は暑さの中でそういう試合になるので、ここでの手応えは非常に重要。あした次第で、十分な結果を得られたといえる連戦になる。大きな試合になる」
【石水社長 サポーターミーティングで〝クラブフィロソフィー〟発表 今夏の補強策も明言】
【コンサドーレ最新記事はこちら】