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2025/07/20 16:35 NEW

清宮幸太郎ってどんな人?【有料会員限定】厳選エピソード集 選りすぐりの13本!

清宮を知ることができるエピソードが満載

※文中の肩書きは当時のもの

①幼少期(2023年8月26日掲載)

 今でこそ、明るく穏やかで誰からも愛されるキャラクターだが、幼少期には違った一面もあった。「僕、昔は穏やかじゃなかったんですよ。小学校低学年とか、めっちゃ小さい時ですけど、ラグビーをやっていてトライしたチームメートに殴りかかったりしていたんです。味方にですよ。自分でトライしたかったので。なんでパスしないんだって。親からは、おまえのせいで2人ぐらいやめているぞって、怒られました」。気持ちをコントロールすることができなかった当時を思い返し、「子どもでしたね」と頭をかいた。

 大人への階段を上るきっかけになったのは、間近で見ていた母の姿だった。

「送り迎えだったり、お弁当を朝早くから作ってくれたり、洗濯もそうですし、本当にいつ寝ているの?っていう生活をずっと送らせてしまっていた。厳しかったですけど、すごく世の中のことを知っていて、聞いたら何でも答えてくれる。大切に育ててくれて、ずっと尊敬しています。そういうところを見て、自分は大人になったんだと思います」。自分のために無償の愛を注いでくれる存在のおかげで、いつしか周囲への思いやりを忘れない好青年へと成長を遂げた。

 毎年、母の日に気持ちを込めて花を贈る。親への感謝を胸に、きょうも清宮はバットを振る。

②プロ初2打席連発(2022年5月5日掲載)

〝大明神パワー〟も授かっていた。前日4日の練習中、近藤が右内腹斜筋肉離れを発症させ、長期離脱となった。この日、隣のロッカーで荷物整理をしていた近藤に香水をかけられたという。

 「『これで行け』って。(ロッカーに)帰ったら(香水が)置いてあったっす。匂い? めっちゃいいです。そりゃ近藤さんですもん!」

 春季キャンプ中には、思うような打撃ができず、自ら近藤に助言を求めにいった。それまでは腕でバットを走らせようとしていたが、体幹でバットを振る意識を説かれた。「(打球が)飛ばない理由が分かった。あとはコンさん(近藤)の感覚をどう自分の感覚に落とし込むか。言っていることは把握できた」と、約2時間に及んだ〝近藤塾〟で確実に前に進んでいた。

 さらに、同じ年の友人からもヒントを得た。近頃、出力不足を感じていた清宮は、ラグビー・リーグワン1部の浦安で活躍するSH飯沼に「普段どんなトレーニングしてる?」と連絡したところ、「コアとかクリーンとかをよくやるよ」と体幹や瞬発力を重視したトレーニングをしている情報をゲットし、実践していた。

 「きょうは近藤さんと飯沼君、あと稲葉さんと金子さん。あとはこどもの日だったので子どもたち、ファンのみなさんのおかげ。たくさんありますね、恵まれています。(2本塁打は)『おかげさま弾』で」

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③自己最多タイ7号(2022年6月8日掲載)

 元来、明るく野球に取り組む清宮も、精神的に追い詰められた時期はあった。3年目の2020年はキャリアワーストとなる7失策を犯しており、失点につながるミスも多かった。

 同年9月20日ロッテ戦、1点リードの九回2死一、二塁。飛び出した一走を刺そうとした清水の一塁への送球がそれた。一塁を守っていた清宮も懸命に左手のグラブを伸ばしたが、後逸し、二走が同点のホームを踏んだ(記録は清水の失策)。試合も逆転負けを喫し、これまで経験にないような悔しさを味わった。

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