センバツ出場の東海大札幌高が今季初の対外試合 エース矢吹太寛は1回3失点も140キロ台連発
今季初の対外試合で141キロをマークした東海大札幌高の矢吹=撮影・西川薫
▽練習試合 東海大札幌高4-3京都外大西
センバツ甲子園(18日開幕)に出場する北海道代表の東海大札幌高は8日、今季初の対外試合を京都外大西と行い、4-3で勝利した。エースの144キロ左腕・矢吹太寛投手(2年)は4-0の九回に1イニングを投げ、1安打3失点。ここから徐々に調子を上げていく。東海大札幌高は23日の1回戦で日本航空石川と対戦する。
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寒さでフォームのバランス崩す

京都地方の午前10時の気温は5度だったが、標高500メートルにある京都外大西のグラウンドはさらに冷え込み、体がうまく動かなかった。矢吹は「きょうは体にちょっと力が入っていたので、バランスが悪くなったり、リリースが悪くなった。その辺をもうちょっと再現性高くやっていきたい」。あと5日間の日程で行われる対外試合で万全の状態に仕上げていく。
甲子園のマウンドではもっと出る 遠藤監督「ケガが怖かったので…」
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3失点はしたが、らしさは出た。外野手の二つの落球と四球で1点を失い、なお無死一、三塁のピンチ。意識的にギアを上げた。140キロ、141キロと連続で140キロ台をマーク。いつもよりも低いマウンドに手こずったが、硬くて高い甲子園のマウンドでは「もうちょい出るかなとは思います」。球速に関してはあまり気にしない。
八回までは昨秋のエース・高橋英汰らが2回ずつ4人で無失点と好投した。遠藤愛義監督(40)は「きょうは初戦だったので、あと昨日が移動日で。あんまり球数がいってしまうと彼らもエンジン全開で行って体が動かない中でケガがちょっと怖かったので、相手の監督さんにもお願いをして、小刻みにやらせてもらいました」と意図を明かした。
今季初の対外試合の後、ミーティングで選手と話す東海大札幌高の遠藤監督(左)
全員で負けないピッチングしたい
投手陣のまとめ役となる矢吹は「愛媛の遠征からここまで四球が投手陣で減ってきているので、そこはいいと思う」。1回戦の日本航空石川は140キロ台の投手を3人擁する。「投手がすごくいいと思うので、投手戦になるとは思うけど、負けないピッチングをしたい。全員でゼロを並べればいいかな」。こっちだって負けていない。個性あふれる5人の投手陣の中心として、チームを盛り上げていく。
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