コンサドーレ
宮澤裕樹「ここからリスタート」 バンディエラが説くチーム浮上のポイントは…

■3月7日、札幌・大和ハウスプレミストドーム
北海道コンサドーレ札幌は7日、大和ハウスプレミストドームでホーム開幕戦(9日、VS千葉)へ向けて全体練習を行った。1月の沖縄キャンプ期間中に右ふくらはぎを痛めたMF宮澤裕樹(35)は、ゲーム形式の練習で躍動し復調をアピール。経験豊富な背番号10が、開幕3連敗の嫌な空気を払拭する。
長丁場のキャンプ終え「帰って来たことがプラスに働くと思う」
残る冬の冷気が、心地良い。約2カ月に及ぶキャンプを終え、故郷・北海道に戻った宮澤は「札幌に戻ると気持ちを1回リセットできる。僕は雪にも慣れているし、チームの環境的にも帰って来たことがプラスに働くと思う。ピッチの雪かきをしてもらったりサポーターの皆さんに感謝したい」と、柔らかな笑みを浮かべた。
カムバックの時は近い。1月に負傷した患部の状態は一進一退を繰り返しながら、時間の経過と共に少しずつ回復。「場所的に再発しやすいし、年齢もありますから無理はせず。急ピッチで上げることなく、ゆっくり目に」と根気強くリハビリに取り組んできた。
「コンディション上げることが最優先」
全体練習に合流した2月中旬以降もじっくりと調整を施し、いよいよ舞台に立つ準備が整いつつある。「状態は良い。ただ練習試合をこなしていないので、ゲームレベルの強度で長時間プレーできるかは分からない。少ない時間なら大丈夫だけど、それでどれだけ必要とされるか。コンディションを上げることが最優先です」と自らを客観視し、目下の課題を口にする。